2016-06-08

自分はまだ花粉症に悩まされている。普通の人は3,4月に花粉症の症状が重い。この時期になるとかなり軽くなる。しかし、自分は5月頃が一番ひどい。目がかゆくなり、くしゃみが止まらない。自分がアレルギーなのは、杉の花粉なのか、それとも他の花粉なのか。分からない。

さて、昨日は梅雨に入り、一日中、雨であった。空中に漂っている花粉はすべて洗い流されたようで、昨日はほとんど花粉症アレルギーの症状はなかった。楽になったと感謝したのである。しかし、今日は晴天だ。ちょっとばかり、花粉アレルギーが戻ってきて、早朝に何度かくしゃみをした。でも今は楽だ。

家内は3,4月に花粉症を発病する。薬局に行って、適当に選んだのだが、アレグラという薬がかなり効いたと言っていた。自分は梅雨の時期になったし、これから花粉の量も減るだろうし、もう時期は終わったと思っている。それで、特に市販の薬を買う予定はない。

この花粉症アレルギーは人災だそうだ。戦後、成長が早いと言うことで杉の木が多量に植林された。それで、1960年頃から、杉の花粉によるアレルギー症状が目立つようになってきた。

Wikipediaによれば、「花粉症の父」と称される齋藤洋三が1963年前後から目や鼻にアレルギー症状を示す患者が増加したことから、1964年に「栃木県日光地方におけるスギ花粉症 Japanese Cedar Pollinosis の発見」という論文を発表。これが公式なスギ花粉症の発表とされている。とにかく、同じ木だけではいけない。様々な木が一緒に育っていくのが自然だ。一面、杉の植林というのは人工的な不自然な環境を作り上げてしまったのだ。

対策は何か。やはり杉の木を切り倒して、別の木を植えるしかないであろう。日本にある膨大な杉の木だが、やはり切り倒すしかないだろう。こんなに多くの日本人を困らせている原因を根元から絶ちきる必要がある。新しく植えた木が育つには20年ほどかかるかもしれないが、とにかく、急げ!と叫びたい。

photo credit: Uppsala, October 17, 2015 via photopin (license)
photo credit: Uppsala, October 17, 2015 via photopin (license)