2016-06-15

舛添都知事への不信任案がついに提出されるようだ。自民党も同調したのであるから、可決は必至である。ただ、舛添都知事が議会を解散するかもしれない。すると、選挙の費用がかなりかかる。知事選挙で50億、議会選挙で45億だそうだ。

さて、都知事の辞任は必至だろうが、自分が考えるのは、正確に言うと、自分が舛添要一知事の立場だったら心配するのは、今後の彼の身の振り方である。とにかく金がかかる生活をしている。家族は妻が一人、子供が二人、愛人が二人、婚外子が三人、合計8人の人々に金を渡していたのである。

知事の給料だけでは足りないので、政治資金を生活費や家族サービスの費用に使っていたのである。収入の糧が途絶えたとなるとどうなるのか。私が心配しても仕方がないことだが。会社の社長ならば金銭的な余裕はあるとしても、一回の学者上がりのタレントの貯金ならばあっという間になくなってしまう。本を今までたくさん書いたとしても、その印税はかぎられたものだろう。

とにかく、このようにイメージがダークだとテレビ局か何かが出演を依頼しづらくなる。彼の今後の生活だが、学者生命も、タレント生命も絶たれたと考えていいだろう。


と、そんなことを書いていたら、舛添知事が辞意を表明したというニュースが飛び込んできた。これだけ、集中砲火を浴びたら、通常の神経の人では耐えられまい。舛添要一ほどの図々しい人でもやはり辞職となるか。まあ、仕方がないだろうな。これで、不信任案可決を受けて、解散でもしたら、それこそ、もう誰からも相手されなくなるだろう。まあ、いいだろう。

もう少し、前に、神妙に、ファーストクラスの席やスウィートルームの利用を差し控えるとでも、述べていたら、非難の声は収まっていたかもしれない。とにかく、対応の仕方のまずさが目立ったのである。

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