2015-08-10

今日は京都の西大路通りを自転車で走る。この通りと八条通りが交差するあたりに、平清盛公西八条殿跡がある。ガイドブックによれば、このあたりはすべて平家の屋敷だったそうだ。壮観な眺めだったと想像される。しかし、今では一通りの激しい一角にぽつんと立っている神社と大きな楠(くすのき)だけがある。ここでいくつか写真を撮る。

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西八条殿跡
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入り口
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大きなクスノキ、この巨木が跡地を都会の騒音から守っている。
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清盛の像、威厳のある人相だ。
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神社の由来の説明がある。
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神社前から見た大通り。排気ガスでいっぱいだ。

この辺りは昔は平家の屋敷が連ねていたかと思うと感慨無量だ。京都にとって歴史は大きな観光資源である。

でも、この地は、観光地として活用するには失敗している。もう少し広々とした土地をとり、平家の屋敷をいくつか復元して、平家の栄華を偲ぶというキャッチフレーズで宣伝をすれば、観光客はたくさん来ると思う。

私自身は、洛南のイオンに行く時には毎回、この前を通るのだが、平家のゆかりの地としてはしょぼいなと感じてきた。

入り口の前にすっと立っている楠(クスノキ)だが、何百年という歴史を見てきたようで、貫禄がある。近くが大通りなので、毎回排気ガスを浴びるので、この古木に対して気の毒である。京都市よ、積極的に関与して、これらの木と神社を守れ。