小倉優子が正式離婚した。ことの発端は週刊文春が夫であるカリスマ美容師が愛人であるアイドル女性の自宅に通う姿を写真で捉えて大々的に記事にしたことである。

このことから、離婚へと発展していったのである。彼女は3月6日付のオフィシャル・ブログで以下のように報告をしている。

離婚に関する報告

このあたりだが、ブログでの文章は、大人の対応をしている。内実はドロドロした喧嘩・修羅場であったろうが、そのあたりの深刻なドラマは本人同士しか知らない。

彼女のブログは2011年11月から始まっている。暖かい夫婦生活をうかがわせる記事ばかりである。夫のことを「旦那さん」と呼んで、愛情たっぷりな様子がみえる。旦那さんから食事を作ってもらったとか、と言うような甘い報告もある。

問題は2016年3月4日の記事である。旦那さんの不倫が発覚して直後の記事である。「腹立たしい」との言葉があり、彼女の怒りがうかがえる。それに対して、コメントが2270もある。そして、コメントのほとんどが、旦那さんの不倫のことには触れずに、生まれてくる赤ちゃんと母体の健康のことを気遣ったコメントであった。このあたり、読者の方も大人の対応をしている。

コメントを書き込んでいるのは、多くは女性の方で、子どもを持っている母親達のようだ。妊婦としての小倉優子が受けているだろう精神的な打撃を案じているのである。

そして、ブログだが、しばらく沈黙が続く。あれほど熱心にブログで近況を報告していた彼女が沈黙することから、彼女の受けた精神的な打撃の深さが推し量られるのである。

そして、次男が誕生した11月から、彼女はブログにぽちぽちと再度書き込むようになる。ほとんどが子どもに関することで、あんなに登場していた旦那さんに関する話題は皆無となる。

などと、ブログを見ているとその人の心の動きが見えてしまう。いずれにせよ、これからシングルマザーとして、二人の男の子の子育てをしていくわけだ。夫は裏切るけど、子どもは裏切らない、のだが、子どもも20歳ぐらいから独立していく。その時は、子離れという寂しさを経験することになる。

ところで、旦那さんと愛人はどうなったのか。二人とも金銭的にはかなりの打撃で収入も激減したと思う。

さて『週刊文春』だが、相変わらず、腐肉をかぎつけるハイエナのような鋭い嗅覚を持って、芸能人の不倫を追いかけ回している。