5月1日は義姉がガンの手術を受けた日であった。手術は6時間ほど続いて手術自体は成功した。これから、10日ほど入院していくそうだ。今、親戚の人が家に滞在して、食事や子どもの世話などの義姉の手伝いをしている。親戚の人から手術の詳しい話を聞くと、こちらも気持ちが沈んでしまう。

自分は今日の朝は、日本プログ村の癌に関するブログを集中的に読んでいた。癌と闘っているたくさんの人がいる。この人たちは自分の状況を報告することで、癌と闘う気力を強めているのだ。

でも、もしも自分画素の立場だったら、自分は癌であると告知されたら、ブログを書くだけの気力がわかないのではと思ったりする。

癌と闘っている人のブログは読むのは恐ろしい。この人々は死の恐怖、家族との別離の可能性、金銭的な問題、現在の仕事の継続などの問題を抱えているのだ。それぞれの人がそれぞれの問題を抱えている。自分はこの年齢60代である。家内は50代である。いつでも、癌にかかってもおかしくない年である。この人たちの問題は他人事ではない。

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自分の知人で非常に有能な女性がいる。私よりも10歳ほど若いのだ。頭が切れて、決断がよくて、度胸がある女性だ。私なども仕事のことで、この女性から、どやしつけられたこともある。

そんな女性だが、かなり前に発病した。乳癌から始まって、子宮癌と転移をしたりであった。最高の治療を受けるのだとネットで調べてアメリカの病院で治療を受けたりもした。直ったり、再発したりと一進一退を繰り返していた。現状は勤めていた仕事を辞めて、パートみたいな仕事をしながら、癌の治療を続けている。

この人が癌に冒されていなければ、あれだけ有能な人であったから、その業界でトップの地位に立っただろろうと思われる。

自分が会社の時の上司は非常に有能な人であった。将来の社長は間違いなしと評判であった。しかし、癌に冒されて、会社も休みがちになり、腎臓を1つ取って、治療に専念したが、60歳前に他界した。

自分は一応は定年退職して現在は嘱託のような仕事をしているので、発病しても、自分の仕事人生に影響することは少ない。でも、その他のいろいろな問題が生まれる。時々、私か家内がガンになったら、どうしようかと想像すると怖い。

今日などは窓の外を見れば、いい天気で温度も適度で外出に最適だ。癌などの恐ろしい話は忘れてしばし外の空気を味わいたい。