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能登半島には古い別荘地がまだ残っている。自分の実家の近くは、昔、30年から40年前に建てられた別荘地が幾つかある。オウム真理教の林容疑者が潜んでいたという別荘もその中にあった。

これらの別荘だが、もう古ぼけてメインテナンスもほとんどされていないようた。購入した人にとっては、大きな負担になっているのではと想像される。

自分は、その当時、林容疑者が逮捕されたと聞いて、好奇心からそのあたりを車でうろついてみた。鬱蒼とした緑の中にあった。その当時でも、すでに住む人が減っていた。このあたりを都会の人がうろつくと目立つので、隠れ家としてはかえって不便だなと感じたことがあった。今では、もっともっと自然に戻っている。

その当時は、まだ若干の商店が残っていて、車さえあれば何とか生きていけそうだった。昨年、そのあたりを訪れたら、まだ別荘の幾つか残っていた。だが、長い間、誰も住んでいないような別荘ばかりだった。

値段はいくらぐらいかと好奇心でネットで調べてみる。150坪の土地に古びた家がある。トータルで150万だ。ほとんどが土地だけの値段だ。他の場所も、100万から200万ぐらいだ。

別荘地は不便な土地にある。もしも、本気で別荘を探している人は、わざわざ別荘地の家を探す必要はない。普通の民家を買うのでもいいのではと思う。普通の民家の建っている地域でも、もう別荘地みたいなものだ。このあたりは、大きな民家が沢山ある。半分ぐらいはもう誰も住んでいない家ではないか。

能登半島の自治体は「空き屋バンク」というネットを開設している。空き家の売買を促進しようという試みだ。そこにアクセスするといろいろな家が見つかる。40坪の家が150万ほどで入手できる。オウム真理教の林容疑者の潜んでいた穴水町であるが、そこの空きやバンクのサイトを訪問すると有益かもしれない。

自治体はそこに住んでくれる人を切に求めているので、投機目的の購入は無理だろうと思う。定住者を求めているので、家の補強や不要な家具の処分の資金援助をしてくれる。

実は私の実家にも自治体から「空き家バンク」に登録しないかとのパンフレットが送られてきた。自分は実家を登録しようか迷ったが、結局登録しなかった。私の気持ちとしては、山は売り払いたいが、実家は親や祖父母が住んだ先祖代々の家で愛着がある。それに、実家は不要品の物置場として使っている。

子どもたちのおもちゃ、不要になった衣服、私の本、いらない家具などを、そこに運んで保管してある。捨てればいいのだが、その前にじっくりと選択したい。そんなことで、不要品収納の倉庫となっている。

ただ、このあたりの空き家を買って移住してくる人はこのあたりが急速に限界集落化していることを知っておくべきだろう。でも、まだ限界集落にはなりきっていない。まだスーパーや郵便局や病院はある。

sharonang / Pixabay

それで、アドバイスとしては、現時点で60代の退職した人が10年ほど住んでみるつもりで購入がいいのではと思う。身体が動かなくなったら、老人ホームに入るのだと割り切って、10年間を野菜作りや自然観察で静かに過ごすという覚悟で来るのはどうか。300万円も用意したら、立派な家が買える。ただ、車は必要だ。

あと、10年すると、移住した人々も70代の中ばになる。そのころは、完全に限界集落化する。引き上げて子どもたちの住んでいる都会に行くか、老人ホームに行って、残りの人生を過ごすがいいだろう。死ぬ前の10年間の道楽だと割り切って、このあたりに住むのも面白いと思う。

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