2015-09-12

昔の思い出を一つ。

今から40年ぐらい前だ。ある時に、どこの公園だろうか。井之頭公園か?いや、東武東上線の沿線の公園か?とにかく、どこかを何かの用事で歩いていた。すると、人々が群がっている。20名ぐらいの中年男たちがカメラを抱えて一生懸命誰かを何かを写している。自分の横を歩いていた人が「あっ!小山ルミだ」と言っていた。

小山ルミとはそんなに有名な人ではなかった。歌手なのか何枚かシングルレコードを発売していた。そんなにヒットした曲ではなかった。一応は知っていた歌手だった。そう、中年男たちのカメラの先には女性が微笑みながら立っていた。自分の第一印象は「キレイすぎる!」であった。白い服を着て体をちょっと曲げてカメラポースを作っていた。

街角でもキレイだなと思う女性はよくいる。しかし、その時の小山ルミの美しさは次元が違っていた。写真撮影会のモデルになるだけの女性はレベルが違うなと感じたのであった。派手な豪華さもあり、「芸能界の女性はこんなに美しいものか」と驚いたのであった。中年男たちが必死で角度を変えながら何枚も写真を撮っていた。小山ルミの姿はテレビや雑誌でよく見かけた。しかし実物は写真をはるかに上回る美しさであった。

自分は数分ほど眺めていただけなのだが、小山ルミの美しさは十分に自分の印象に残った。ただ、自分の住んでいる世界とはレベルが違いすぎて、こんな世界で生きている人たちがいるだ、と感じたのであった。

ネットで調べると彼女は今は62歳のようだ。ふーん、あんな美しい人でも歳をとるのかと思う。宝石商の人と結婚して今はロスアンゼルスに住んでいるそうだ。おそらく、自分の美貌を生かして金持ちと結婚したのだろうと思う。そして引退の潮時をちゃんと計算した上での賢い人生設計をしたのだろうと思う。

この点で、自分の美しさを生かしきれなかった天地真理とかなり異なる。天地真理は自分の持っている美貌という武器を生かしきれなかった。その価値の認識が薄かった。あるいは自分の持っている武器を生かすにはメンタルな弱さがあったのではないか。

さて、小山ルミも天地真理もどちらも本当の姿は、自分は知らないが、以上のように勝手に推測する。これは何を書いてもいいブログだから許されるのであろう。学術論文であったならば、根拠を示せ。と叱られるところだ。

さて、ネットで画像を見ると、彼女はハーフのようだ。父親はアイルランドの軍人とある。白人の文化に弱い日本人の特徴は現代も続いている。テレビでは沢山のハーフのタレントが毎日登場している。

kodokunomachikado
レコードジャケットより