2015-11-02

私は私学共済のメンバーであるが、私学事業団からは、年1回に5月受診分の医療費を通知してくる。これによって各人がどれくらい医療費を使っているか自覚してもらい、医療費抑制に意識的に取り組んでもらいたいという目的があるのだろうと思う。

その通知書を見ると、自分は外来診療で総額で3,440円がかかり、自己負担額が1,032円である。また、調剤が6,870円であり、自己負担分は2,061円である。外来も調剤も自己負担は3割である。将来はこの負担が5割にほどになるかもしれない。

外来の診療で、2か月に一度ほど血液検査をして、血圧や血糖値やコレストールの値を調べる。それに基づいて、色々なアドバイスを受ける。そのあと、処方箋をもらって薬局に行って、薬をもらう。自分には血圧の薬は必須である。これがないと脳梗塞になるかもしれない。その意味では、薬局には大変お世話になっている。

薬局では、調剤費が6,870円かかっている。その内訳は、薬剤料が4,536円 (504点)、調剤技術料 1,251円 (139点)、薬学管理料 369円(41点)である。この薬学管理料がくせ者である。

毎回、薬局で薬剤師が私に対して、だるそうに、「お変わりないですか」「何か変わったことはないですか」とひと言ふた言聞いてくる。またお薬手帳を配布してくる。これが薬学管理料になるのだ。こんなものを渡したりこんなことを聞いて一体何になるのだ、単に医療費をアップしているだけではないかと思うが、どうだろうか。

ネットで調べると、多くに人が薬学管理料に対して疑問をいだいているようだ。薬学管理料は必要ない場合には、支払いを断ることができるとネットやテレビでの意見を見かける。しかし、「薬学管理料」をゼロにして下さい、と正面切って言うのも大人げない感じがする。

こんなサービスの提供を受けて、369円の三割の自己負担分である123円を患者たちは払うのだ。金額は少額かもしれないが、医療費の抑制の視点からは、これはどうにかならないか。

ぱくたそ
素材集ぱくたそより