今月は11月だ。年金は偶数月に支給されるので、今月の支給はない。年金は2ヶ月ごとに偶数月に支給されるが、このタイミングにまだ慣れない。今月などはかなり苦しくなってくる。

現役時代は、毎月給料が支給される。例えば、20日が支給だとすると、その日を目安に支出を抑制していった。だいたい、給料日の一週間前ぐらいから苦しくなるので、そのあたりから節約を始めて、直前の数日は超緊縮財政だ。

年金になると、支給のテンポが2ヶ月に一回なのだ。今の時期から金の足りないのが感じられる。今日は9日だが、そろそろ金欠が感じられてくる。それでも、次の年金支給日までに、まだ35日もあるのかも思うと、絶望的になる。

年金は2ヶ月分をもらうから、その時は、たくさん受け取ったように感じて、はじめは嬉しくなってたくさん使ってしまう。現役時代の感覚が続いていて、月給を受け取ったのだが、来月も同じぐらいもらえるのだ、という錯覚に陥ってしまう。

むしろ、年金も毎月支給にしてほしい。受け取る金額は半分になるが、まだ毎月の支出計画を立てやすい。少ない金額でも、それで生活する資金計画を立てやすくなるのだ。

Jasmin777 / Pixabay

母親の年金だが、母親が施設に入ってからは息子である自分が受け取っていた。毎回40万ほどだ(月あたりでは20万ほどだ)。未亡人となって、実家に住んでいた母親はそれで十分であり、毎月貯金ができていたほどだ。父親は公務員だったので、年金はかなりもらっていた。羽振りはよかった。父親が亡くなっても、母親は遺族年金と国民年金で月あたりで20万円ほどの受け取りだ。

母親が施設に入った時は、安い施設がなくて、月25万円の施設に入っていた。差額は母親の貯金から毎月下ろしていた。介護は大変であったが、基本的には母親の年金と貯金で処理できたのでよかった。これが私の金を使って母の介護施設へ支払っていたら、母親に敵意が沸いたかもしれない。

次は私と家内の番だが、今の年金では、自分たちが介護施設に入った場合のお金のやりくりができない。息子たちに金銭的な援助をお願いするしかないが、息子たちは嫌がるだろうことはわかっている(自分の経験から)。

私と家内の介護施設に入るだけのお金が必要だ。あと、葬式の費用も貯めておきたい。息子たちには迷惑をかけたくないというのが本音だ。でも、そうはうまくいくかどうか分からない。今は、まだ、健康なので、そんなことは考えたくない。この毎日を生きて、生を受けていることを感謝するのみだ。