私のブログ、相変わらず「天地真理、老後破産」での検索が多い。多くの人がこの話題に関心を持っていることが分かる。そんなことで『週刊新潮』の10月1日号を再度読み直した。そして、老後破産の意味を考えてみたが、天地真理の場合は老後破産というにはちょっと大げさであると考えられる。破産というのはもっと悲惨な状況のことを言うのだろうと思う。以下、彼女のケースが老後破産ではない理由をあげてみたい。

(1)しっかりした娘さんがいて天地真理の面倒を見ていること:娘さんは青木真保という名前の人で、イラストライターである。1987年生まれとあるから、現在28歳か。これからぐんぐん社会的な地位も高まっていくだろうから、娘さんに頼り切っても心配ないのではないか。彼女のTwitter がある。それを読むと母親への気配りがかなり見られる。天地真理は肉親に見捨てられた訳ではない。

(2)ファンクラブが結成されていて、そこからの財政的な支援があること:天地真理Official Site はかなりの人が登録しているのではないか。このファンクラブは入会金1,000円で年会費が12,000円とのこと、そのファンからの資金でかなり生活できるではないか。週刊誌の記事を読むと、そこからアパートの家賃と食費がを充当しているようだ。往年の彼女のファンはたくさんいるだろうし(私も入会しようと思ったくらいだから)、たくさんの人が登録していると思う。

(3)今回の週刊誌の記事で彼女への同情が高まり、ファンクラブへの入会者が増えると思われること。

(4)65歳から年金がもらえる予定であること:彼女は来年から年金がもらえるようだ。なお、週刊誌には月に15万とあるが、これは国民年金のことであろうから、2か月に15万円の支給でも多すぎるのである。彼女の勘違いか?

その他、何かと注目を浴びて、テレビやラジオにも出ることがあって、小遣いは稼げるようだ。そんなことから、老後破産というイメージはない。本当に貧窮しているのではない。ただし、若かりしころの華やかな時代と比較すれば、差がありすぎるが、これは仕方ないことである。

同世代の我々に対するメッセージは、週刊誌が述べているようにダウンサイズすることの難しさである。現役時代とは異なるのだ。慎ましく生きていけ、それができないと老後破産もありうるぞ、という教訓であろうか。

なお、天地真理は大宮市生まれで東京・中野に住んだ頃があるとの事、私は大宮市と中野の両方共に住んでことがあり、何となく親しみを感じた。ファンクラブに入ってもいいのだが、現在の私の経済状態では、年12,000円は厳しいのだ。ちょっと待ってほしい。

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