若い女性と話をすることがあった。話題は加藤紗里の結婚や、前澤社長と剛力彩芽の破局などであった。その若い女性をSさんとしておこう。私はもっぱら2チャンネルで得た知識である。Sさんもそんなに詳しくはない。おそらくワイドショーあたりで得た知識であろう。

共通点の少ない人々同士の場合、芸能界の話は話題としては最適である。60代後半の私と20代前半の女性では共通の話題を見つけるのに苦労をする。私は血圧や血糖値や年金の話は詳しいが、Sさんは美容やおしゃれ、グルメなどに関心がある。

そんな2人でも、芸能界にことについてコメントし合うのは面白い。加藤紗里がTwitter などで男はお金だ。自分はお金と結婚したのだ、と発言しているのは、やはり炎上狙いであろうという点で一致した。

それにしても加藤紗里の旦那さんは、紗里の発言を聞いてどう思っているのだろうか。売名行為・売り込みに積極的で、炎上狙いで知名度を高めようとする新妻には苦笑しているのではないか。とにかく、旦那さんが奥さんのそのような行為に納得しているのならばいいのではないか。とSさんと私は意見が一致した。

Sさんは、「結婚相手の年収にはあまりこだわらない」と言う。「尊敬できる人と結婚したい」と言っていた。つまり、相手そのものが一番大事だということである。私は、どんなに仲がいい夫婦でも、お金がないことでいがみ合い、離婚に至る例をいくつか見てきたので、そんなに簡単な話ではないと思う。

20代は相手への愛情でつながっていても、30代以上になるともっと現実的な事柄がより重要になってくるように思える。

そんな話をSさんにした。Sさんはニコニコ笑って聞いていた。Sさんは、「前澤社長のような人とは結婚したくない。でも、一緒に食事に行って、お話しはしてみたい」と言っている。一代であれだけの財産を築き上げた人には、それなりの哲学、人生観があるだろうから、それは知ってみたい、と言っていた。

このSさんには、彼氏がいる。そして、彼氏がいつも煮え切らない態度をしているのがSさんの悩みの1つだ。それで、期限をつけて彼氏に「ファイナルアンサー」を求めている。結婚の意思があるかどうか聞いているようだ。Sさんの彼氏は、Sさんが喜びそうな返事をしてくれることを願っている。

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