東芝の苦境、親戚は上手に逃げた。
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東芝がかなりヤバイようだ。親戚の人がむかし東芝に就職した。みんないいところに就職したなと羨ましがった。巨大産業である東芝、何が起ころうと倒産の恐れはないし、定年までの安定した生活が保障されたと思ったからだ。

その親戚の人は、しかし、数年で東芝を退職した。知名度ははるかに劣る会社に就職した。しかし、生き生きとして働いている。大きな会社で歯車の一つとなるよりも、小さくても自分で企画して自分で仕事を取ってくる仕事の方が面白いそうだ。

ただ、退職にあたっては、みんなが反対した。特に、奥さんは東芝という名前がなくなるのを寂しがった。親戚中も彼が東芝というブランドを捨てることに反対した。

でも、昨今の東芝の苦境を見ていると、彼の判断は正しかったようだ。ニュースを見ると、来月の給料も危なくなってきているという。資金がショートしてしまい、にっちもさっちも行かなくなってきているようだ。

思えば、2011年の東北の大地震と津波は日本に大きな損害をもたらした。企業に関しては、まず、当事者の東京電力がおかしくなった。しかし、東電は倒産させるには大きすぎる、しかも半ば公営的な要素のある会社なので、政府の手厚い保護が見られた。なんとか、生き残っている。

東芝も大震災の後は、原発が売れなくなってしまった。せっかく巨額のお金をかけて買収したアメリカのウエスティングハウス社が重荷になってしまった。

原子力発電は、リスクが高すぎる。一民間企業が扱うには重すぎるように思える。半民半官の組織でも設立して、そこに任せるのがいいのでは。

技術の日本と言われ、世界に君臨した日本の工業がおかしくなってきている。次から次と大企業が破綻の兆候を見せている。ソニー、シャープ、三洋電機、そして東芝である。

汎用品は新興の中国に追いつかれてしまった。わたし自身も、、家電などは、安い中国製の品物を買うようになってしまった。いまでは、ブランドが日本企業でも、裏を見ると、マレーシアや中国で製造と書いてある。

本当はアメリカみたいに、革新的な技術を開発して、特にソフトの分野で稼げればいいのだろうが、この分野に食い込もうとしても、アメリカの層が厚くてかなわない。Google, Amazon, Facebook, Microsoft などのソフトに似たようなものは日本企業は生み出せない。

今日は、私は日本の将来を珍しく憂いてしまった。時代の変化が激しくて、大企業でも倒産する時代になってきたようだ。少子高齢化社会、中国などの新興国の躍進、これらによって、豊かな国、日本という幻想が壊される時代が来たようだ。

526663 / Pixabay