『義母と娘のブルース FINAL 2024年謹賀新年スペシャル』を見た。
自分は数年前に義母と娘のブルースのドラマを見た。全部で10話ほどであった。前半と後半に分かれていて、前半は竹野内豊が演じる夫と綾瀬はるかが演じる再婚妻、そして新しい娘となった「みゆき」との話だ。綾瀬はるかと「みゆき」は義母と娘になる。この二人の関係を中心として話が展開してゆく。実の母ではない綾瀬はるかが「みゆき」を守るために必死で努力する。そして両者の間に本当の愛が生まれてきたのだ。幸せが訪れる、と思った。そしたら、竹野内豊が不死の病にかかって病没してしまう。この辺りのシーンはとても感動的で、このドラマの最大の山場であろう。
そしたら、後半は別のトーンとなって話は進んでゆく。麦田ベーカリーの店長の佐藤健が登場して、さらにみゆきの恋人としての井之脇海も加わりに4者のドタバタコメディーとなり、それはそれで面白かった。前半の悲劇的要素と後半の喜劇的要素が合わさり、独特の魅力を醸し出していた。
このドラマは好評だったので、その後は年初にスペシャル版が放映された。そして昨日はスペシャル版の3回目で、これで完全に終わりということでFINALという文字がタイトルに加わった。
さて、昨日放映のスペシャル版であるが、面白さは70点ぐらいというとこか。基本的には悪人は登場してこないので、安心してみることができる。中心はみゆきと井之脇海の恋愛の行方ということだが、もう少し波乱万丈があった方が良かったと思える。この二人の間に恋敵が現れて、仲をかき乱して、それを乗り越えた後で二人の結婚があった方が良かったような気もする。
佐藤健と綾瀬はるかの恋の行方は、どうも佐藤健の一方的な感情であるが、それはそれで面白い。彼らの仲は成就しない事で面白くなる。恋の行方はどうなるのか視聴者の想像に任せる方法もありだと思う。