『東京タワー』というドラマをTVerで観た。巷で人気だと聞いたので、TVerで視聴した。毎回24分ぐらいの短い時間でさっと見ることができる。主たる俳優の4名、永瀬廉、板谷由夏、松田元太、MEGUMIは私の知らない人たちであった。でも、知らない俳優や女優のほうが新鮮に見られる。何回も出演する俳優や女優は、昔のあのドラマでは、このような役割を演じていたな、ということが思い起こされて、その記憶が邪魔となって新鮮な目でドラマを見ることができない。

あと、建築物としての東京タワーは結構、神秘的な雰囲気をかもし出しているなと感じた。できた当初は、エッフェル塔と比較して、安っぽいと笑う人もいたが、今ではそれなりの存在感を増している。あの、東京スカイツリーも何年かするといい雰囲気が出るかもしれない。

ところで、どのドラマだが、私には、あんまり面白いとは思わなかった。韓国ドラマだと、不倫関係がもっとねっちりと描かれていて、ドラマの回数も数十回と重厚だが、この『東京タワー』はあっさり過ぎている。ただ、女性が40代で、男性が若くて20代という組み合わせは、珍しい。その意味で、中年女性からは、共感が得られたようだ。

私個人としては、このドラマは単にあらすじ(あるいはダイジェスト版)を見ているだけのようで、物足りない。でも、韓国ドラマのように生々しい愛憎劇を見せつけられるのも大変な気がするが。これは、日本人の女性のあっさりとした不倫ドラマを好む傾向にうまく合致したのかもしれない。