土曜日の午前中に医者に行ってきた。2か月にいっぺんぐらい血液の検査を受ける。そして、そのあと、コレステロールと血圧の薬をもらうのだ。しかし、この日は医者が糖尿病の薬も必要だと言うことで、あらたに糖尿病の薬も服用することになった。

血液検査の結果、HbA1c の値が6.7%であった。正常値は5.5%以下だそうである。HbA1cは、過去1~2ヶ月の平均的な血糖値を示すものである。この日は血糖値は148であった。正常値は110以下であるから、これまた大幅にオーバーしている。

HbA1cと血糖値はどちらが重要なデータかというと、血糖値はその日に空腹であったかどうかなどでかなり数値は変わるのであるのに対して、HbA1cは過去1~2か月の平均的な数値であるから、より信頼ができる。

とにかく、糖尿病であると診断されたわけだ。そういえば、このところ、よく喉が渇くように感じる。また尿意を感じてトイレに行く回数も増えた。薬局の受け付けの方からは、HbA1cが7.0を超えたら、足の先が壊疽をおこしたり、網膜が出血したりすると言われた。

具体的にどのような症状になるのかネットで調べたら(https://www.kagayaki-naika.jp/hba1c/)以下のような説明だ。

糖尿病が進行し血糖が増え続けると、全身の血管が傷つくようになります。とくに糖尿病の三大合併症と呼ばれる糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症の重篤な症状が引き起こされることになります。

糖尿病神経障害

神経障害で手足のしびれ、痛み、感覚麻痺が出ます。また、血行不良も加わって、潰瘍や壊死が起こったりして、場合によっては切断せざるを得ない状態にもなりかねません。

糖尿病網膜症

網膜の血管が出血を起こしたり、栄養や酸素の供給が滞ったりして、網膜剥離などを引き起こします。失明に至ることもあります。

糖尿病腎症

血液から尿へ蛋白が漏れることにより、血液中の蛋白が減ることで、全身にむくみが出現します。また、胸に水がたまると酸素不足になりますので、呼吸で酸素を補う必要があります。さらに、血液から老廃物を濾過する腎臓の糸球体が機能しなくなって、老廃物を体外へ排出することができなくなると、人工透析が必要となります。

一方、糖尿病により大血管の動脈硬化が進行しやすくなります。これが原因で脳卒中、心筋梗塞などの死に直結するような深刻な合併症や、休み休みでないと歩くことができなくなる間歇性跛行などの症状が引き起こされるリスクが非常に高まります。

これらの説明を読むと恐ろしくなる。家内とも相談して、アルコールは諦めることにした。夏の期間は焼酎をオンザロックで飲むのが好きだったが、これは諦めることにする。焼酎は日本酒と異なり、血糖値に影響を与えないとの説もあるが、ネットなどでは間接的には影響があるとのことだ。

アルコールは老境に入った自分の人生において大きな楽しみであったが、これは諦めざるを得ない。他の健康な楽しみを見つけることにする。