2015-10-01
ふと「天地真理〜さくら貝」という掲示板を見つけて読んでいた。天地真理の熱心なファンの人たちが今度の『週刊新潮』の記事を非難する内容を掲示板に書き込んでいた。その要点は以下のようである。

  • 天地真理の現状を老後破産という社会問題と無理矢理結び付けている。
  • 記者の誘導尋問があり、天地真理は言わされた部分がある。
  • 写真の隠し撮りがあったようで、現在の彼女の写真が撮られている。これは悪意とも考えられる。
  • 天地真理のイメージを下げてしまう内容である。
  • この週刊誌には人権に対する配慮がない。

ただ、天地真理に対しての叱りの言葉も見られる。

  • 自分の財務状況を週刊誌の記者にペラペラしゃべってしまうのは悲しい。
  • 天地真理は浮世離れしている面がある。(だから素晴らしいとの意見もあった)

自分はファンクラブの人たちの書き込みを何回も読んでみた。芸能人にはイメージが大切である。今度の『週刊新潮』の記事はそのイメージに決定的な打撃を与えたようだ。

ファンクラブの人たちは天地真理が再び舞台に立って歌う日が来ることを期待している。そのためにファンクラブを作って一生懸命応援してきたのに、その努力に水をかけるように今度の記事が突然現れた。これは大きなショックであった。そのことがこの掲示板から読み取れる。

これで天地真理が「老後破産」という言葉と結びついてしまったことは否定できない。そして、この言葉が彼女が再び飛び立とうとするときには、大きな足かせになるとも考えられる。

また、シニア用の住宅に住んでいるということを明らかにすると、もう完全に引退した人というイメージを確かに与えてしまう。 自分は『週刊新潮』の記事を読んだだけであり、単純にそうなのかと感じただけだった。

しかし、ファンクラブの人々の視点からの書き込みを読んで、この記事が天地真理にとってかなりの打撃になったことを知った。このイメージダウンから回復できるのか、それは娘さんやファンクラブの人の尽力もあるだろうが、本人がその気になることが一番大事だと思う。本人はその気になるのか、舞台に再び立つことを真剣に望むのか。


  あと『週刊新潮』という週刊誌の影響力の強さに驚く、半ページほどの内容であるが、この記事が何万、何十万という人の目にふれてしまったのである。この記事は猛威を振るっているとも言えよう。言葉には人を潰してしまう暴力性があるのだ。  

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