韓流ドラマ『馬医』を視聴している。今、42話まで進んだ。全部で50話ほどある、きわめて長大なドラマである。だが、全然飽きないで、毎回面白く見ることができるのは、脚本家の力量であろうか。主人公が馬の医者、つまり獣医から出発して、人間の医者になっていく話だが、馬を治療した経験からそれを応用して人間の治療に当てる姿が面白い。

王女のネコが衰弱している。その理由が分からない.主人公はネコが水を飲まないから、衰弱しているのだ。それは歯が虫歯となっているので、水がしみて痛い。それでぬるま湯で水分を補給されることにした。そして宮廷のネコは甘い物ばかり食べるので歯が虫歯になったので、その部分をそり落としたら、またネコが食べるようになったという話だ。

あと、陰謀で死体置き場に閉じ込められたときに、死体の一つがまだ息があることに気づき、身体を温めた。それはその身体に土を塗って体温の低下を防いだ。それは動物は寒いときは、土を自ら塗って体温低下を防ぐことから、そんな方法を思いついたのだ。

王様が胆石で苦しんでいたときも、動物の胆石を手術した経験から病状を言い当てた。動物ではすぐに胆石だと分かるのに、人間では分からないのかというと、その当時の朝鮮では人間を解剖するという習慣はなかったからだそうだ。

王女が天然痘で苦しみ、また喉に異物が出来て、息が苦しくなったときも、獣医をしていた経験から、針で異物をつぶす方法を思いつき治療したのだ。

これらは非常に面白い。動物と人間を同じ命をもっている者として捉えていこうとする考え方が見えて面白い。