ラインというアプリは有名で最近は若い人は皆使っている。我が家でも子どもたちが家族間ではラインを使おうと提案して、家族間での連絡はラインを使うようになった。

そして、ラインでテレビ電話ができるのだ。家内は今親戚のところにいるのだが、さきほど、ラインで話をしようということになった。ラインの通話は無料である。そしてテレビ電話もできるそうだ。家内からどのボタンを押したらいいのか教えてもらって、2,3か所ボタンを押すと、不思議と家内の顔が画面に出てきた。

画面の左上には私の顔が出ている。なるほど、自分の表情を確認しながら相手を見ながら話ができる。スマホの便利さを痛感した。テレビ電話も無料である。そして、一方が海外にいても大丈夫のようだ。

さて、私と家内はテレビ電話でしばらく会話した。爺さんと婆さんの会話であるが、テレビ電話での会話は新鮮な感じでかなり長時間他愛もない話をした。

ただ、顔を出しての会話は家族か非常に親しい人との間だけにとどめていた方がいいだろう。顔の表情がはっきり分かりすぎる。とくに化粧をしてなかったり、ヒゲを剃っていないときに、会話をするのは不都合な感じがする。さらに背景も丸見えで、家の中が散らかっていたりするとみっともない。

あと、これからの時代は浮気は難しい時代だと思った。奥さんから常に電話が入る。そして、テレビ電話だと、どこにいるかすぐに分かってしまう。旦那さんが「今は会社で残業」と言っても、ラブホテルの部屋内が写ってしまえば、すぐに分かってしまう。それゆえに、あえて電話に出ないならば、それも、かえって怪しまれてしまう。

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テレビ電話時代の浮気だが、どうやって行うのだろうか。背後に衝立でも立てておく。衝立には会社の事務所内の様子が描かれている。それを背にして旦那さんは会話する。これならば、奥さんにばれないであろう。ポータブルの衝立が売れそうだ。

むかし、30年ほど前、有線放送を契約していた頃、アリバイという放送があった。3つあり、「雀荘の音」と「忙しい道路の音」「海ぞいの波の音」である。これは、旦那さんが奥さんに「俺、今、仕事の付き合いで麻雀荘にいる。ちょっと遅くなる」というような電話をする。その時のバックグラウンドの音に使うそうだ。なるほど、と当時は感心したものだった。

テレビ電話が普及すると、奥さんがたは、旦那さんの行動を100%把握できるようになる。しかし、便利なようではあるが、かえって窮屈に感じる人も出てくるであろう。