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私はこの年齢になっても結婚指輪をはめている。シニアで結婚指輪をはめている人は少ないようだ。この年齢でも結婚指輪をしているという意味では私は少数派に属するだろう。
この結婚指輪の効用の一つとして自分の体調管理ができることだ。体重が増えると指も太くなり、指輪がきつくなる。指が痛くなってくると体重を減らせという自分の体からのメッセージを感じる。
この数ヶ月指が痛くなってきている。体重を減らさなければならないのだ。特に夕食の量を減らさなければならないと思う。自分の最近の生活のパターンは、たらふく食べて、焼酎を飲んで、早めに床に着く、という毎日である。
白いご飯の量を減らせ、アルコールは一切摂取するな、と自分に言い聞かせている。だが、日々の仕事に疲れ果てて帰宅すると、やはり焼酎は飲みたい。この頃はワンカップだけなのでさほど問題だとも思わないのだが、できるならば、酒の摂取はゼロとしたい。
白いご飯は美味しい。ふっくらと炊けたご飯はそれだけでいい。あとは、梅干しと何か他の漬物だけでも満足出来る。白いご飯は食べたい。
ネットで調べると、健康のために、昼飯を抜く人がいるようだ。一日2食の健康法というのか、そんな方法を取り入れている人もいるようだ。自分には真似はできない。三食が習慣になってしまっている。
いろいろと考えるが、体重は一向に減らずに少しずつ増えているようだ。指輪の痛さが最近増してきたように思える。体重を減らせというメッセージは日々強まるようだ。とりあえず、車はできるだけ使わずに歩くようにする、夕食からおかずを一品減らすという方法で、何とか体重を減らしてみたい。
なお、家内は結婚指輪をはめていない。昔と比べて体重がかなり増えたので、指輪をはめることが物理的に不可能になったのだ。
私もそれではと指輪を外そうとすると、家内の機嫌が悪くなり、指輪をするようにと言う。指輪をしていれば家内の機嫌が良くなるのならば、それはそれでいいかと思っている。そんなことで私は毎日痛い指輪をしているのだ。