顔について
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2016-09-10

顔についていろいろと考えてみた。顔は自分自身に関する情報を発信する重要な器官である。自分の年齢や育ち、知性などを人に知らせる重要な情報発信器官である。

しかし、同時に情報を収集・集約する重要な器官でもある。ここで、顔のパーツを考えてみたい。上から、目、鼻、口と並んでいる。これが何故、口、目、鼻という順番で並ばなかったのか不思議に思うことがある。しかし、よく考えたら、この順番しかあり得なかったと思う。

口は一番下にあるべきだ。なぜなら食べ物を食べるときに、食べ物や飲み物がをこぼれるので、下に目や鼻があれば、目や鼻の中に食べかすやゴミが入って不便である。よって口は一番下にあるべきだ。次は、鼻が口のすぐ上にあるべきだ。食べ物を口で摂食するときに、鼻は食べ物が食べれるかどうかを匂いで判断する。そのためには、口に入る直前に鼻の下を通ることが望ましい。それもできるだけ、近くで匂いをかぐことのできる位置が望ましい。

それから、目はやはり上にあるべきだ。食べ物を目で見て食べられるかどうかの判断をするのだが、そのためには目は口の上にあることが望ましい。

こうしてみると、人間にとって食物を摂取することが非常に重要であることが分かる。食べることは最も重要なことだ。腕を自然に曲げると、ちょうど口元に手先が来る。要は手にした食べ物がすぐに口にくるように、手の長さが定まったのだ。

目や鼻や口を守るように顔はできている。眉毛や睫毛は、上から流れ落ちる汗やゴミなどが目に入らないようにする機能を持っている。女性はよく眉毛を剃り落として、鉛筆で新たに眉毛を描くことがあるが、これは自然に反した行為である。眉毛がないと、汗やゴミが目に入りやすくなる。理想的なのは、イモトのような太い眉である。あれだけの濃さならば目を十分に保護することができる。

寒い土地に住む人々は高い鼻が必要である。空気が冷たいので取り入れた空気を暖めて肺に送る必要がある。そのために鼻が長くなる必要がある。熱帯に住む人々は、空気は十分に暖まっているので、長い鼻は必要ない。それゆえに平べったい鼻なのである。

肌の色も土地と関係する。紫外線が強いところは紫外線を遮断するためにメラニン色素が必要であり肌は黒くなるが、北に住む人々は紫外線が弱いのでメラニン色素は必要ない。それゆえに、青白い肌になっている。

目の色も日光と関係する。強い光の地域では光を遮るためにサングラスのように目が黒くなるが、日の弱いヨーロッパでは、その必要はないので、青い目のままである。

現時点では、ヨーロッパにいた人々が経済的に一番繁栄しているので、その人たちの身体的な特徴である、高い鼻、白い肌、青い目が美の基準になっている。もしも、アフリカの人々が最も豊かであったならば、その人たちの身体的な特徴が美の基準になったであろう。

鼻毛は鼻の中に吸い込んだ空気中の異物を取り除く働きがある。その意味では、鼻毛が濃いほど異物除去の機能が高まって望ましい。しかし、現代では鼻から鼻毛が出ていることは賞賛されない。自分はこれは不思議なことだと思う。

ヒゲも口元の保護のために必要な器官だと思う。男女ともヒゲを生やすべきであったのだが、これまた現代では推奨されていない。

このあたりは、顔の持つもう一つの機能、つまり食べるという機能以外に、異性にアピールするという機能と関係すると思う。年をとると生殖機能が衰えて、やがて生殖活動がストップしてしまう。他者に対して自分は生殖活動はできなくなったことを、異性に伝える必要がある。それが顔のシワやシミ、また髪の毛が白くなることで、他者に自分は老人であることを伝えるのである。50歳を過ぎたあたりから、眉毛と鼻毛と耳毛が、異常に伸びるようになる。これまた他者に自分の年齢を伝える機能であると思う。

その伝達機能を撹乱しようとする場合がある。白髪染め、伸びた眉毛・鼻毛・耳毛を切ることは、社会人としてのたしなみであるが、同時に異性に対して、自分は生殖活動がまだ可能であるという信号(正確に言うと、間違った信号)を伝達しているのだ。

などと今日は朝から愚考していた。顔の不思議さにただただ感心する次第だ。

老人の顔
老人の顔