ダニエル・トランプは1946年生まれで現在70歳だ。かれは今までに3回結婚している。
(1)1977年にチェコスロバキア出身のイヴァナ・ゼルチコヴァと結婚する。彼女は1949年生まれなので、トランプよりも3歳年下である。しかし、1992年に離婚する。夫妻の間には、二男一女(ドナルド・トランプJr、イヴァンカ、エリック)がいる。
(2)1993年に、女優のマーラ・メープルズと再婚する。彼女は1963年生まれであるから、トランプよりも17歳年下である。マーラとの間にティファニー・トランプが生まれる。マーラとは、1999年に離婚する。
(3)2005年に、24歳年下のスロベニア出身のモデル、メラニア・クナウスと結婚する。翌2006年メラニアとの間に男児バロン・トランプが生まれる。
最初は3歳年下の女性、次は17歳年下の女性、そして現在は24歳年下の女性を妻としている。トランプは魅力的な女性と結婚するのだが、毎回、若い女性に乗り換えていくのだ。彼は大金持ちであるから、簡単に見つかるのだろう。次は40歳ぐらい年下の女性と結婚することもあり得るかもしれない。
さて、次から次と若い女性へと乗り換えていくのは、日本の芸能人でもよく見られる傾向である。金があればいくらでも女性は選び放題ということなのだろう。女性からすると男は勝手な生き物だと感じるのだろう。
捨てられた女性の方はたまったものではない。普通の夫ならば、慰謝料も少ないだろうし、もしかしたら、ないかもしれない。捨てられたら次の日から生活が困窮する例もあるだろう。そんなことを考えるとイスラム教の4人までの妻をめとることを可能とするシステムは意外と合理的なシステムであることが分かる。
年を取った妻を捨てて、若い愛人に走るという男の習性に歯止めを掛けるのである。男が若い愛人と結婚したがる気持ちは分かるが、年を取った妻も離別しないで、きちんと面倒を見るようにとのシステムである。ただ、無限に妻を持つと大変なことになるから、上限は4名にしておくというシステムである。
日本の男性は最近は一人の妻を養うことさえも難しくなってきている。経済的にゆとりのない男性が増えてきている。その場合は、結婚をためらうのも当然である。
さて、女性で独身高齢者にも経済的には苦しい生活をする人が多い。男性の独身高齢者よりも職を見つけるのは難しいかもしれない。このあたり、経済力のある男性が多くの女性の面倒を見るというイスラムの制度は合理的である。