自分史を書くことに最近関心を持っている。自分は60代の後半で未来の夢を語ることは少なくなった。10年後には何々をする、20年後には何々になっている、というような希望を持つことはできない。その代わりに過去を振り返ることが多くなった。それらを記録しておきたいと考えている。

このブログを開設したのは、実は「昔の思い出を語りたい」という思いからである。しかし、ブログではサイトという形なのでサイトを閉鎖するとすぐに消えてしまう。もう少し形あるものにしたい気もする。自費出版で自分史を発刊するのはどうだろうか。それは100万円以上もかかり、またページ数も200ページ以上あるので、初稿、校正などで出版までに1年以上はかかるだろうと思う。

もっと気楽な形でプロの人にインタビューしてもらい、それをまとめる形で書いてもらう方法もある。自分は今は雑誌形式の自分史作成に関心を持っている。

ただ、ブログは名前は出さないで書けるが、紙媒体の自分史では、実名を出して知人友人に配るわけだからその点は気をつける必要がある。実名で書いてまずい点は避けるべきである。

さて、過去は楽しいこと、苦しかったこと、いろいろとある。自分は不器用で人から軽んじられることが多かった。でも、そのおかげで難しい仕事や重要な仕事を振られることがなくて、責任の軽い仕事をすることが多かった。これは負け惜しみではないが、結果的には良かったと思っている。

有能な人が重い仕事を与えられてストレスがかかり体調を壊して入院したり、あるいはなくなった例をいくつか見てきた。

自分の処世術は、あんまり無理をするな。自己実現や自分探しなどで極限まで頑張るな。持っている力の7割ぐらいの発揮でいいではないか。100点満点ならば、70~80点ぐらいを狙う人生でいい。と考えている。

自分のこのような考えを、このままストレートに書くと誤解されたり、怠けの勧め、として叱責を受けそうだ。もう少し柔らかい表現にして、子供達へのメッセージということで自分史を書けたらと思っている。

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