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このところ、他人のブログをよく読んでいる。にほんブログ村、人気ブログランキングから、節約、断捨離、貧乏などをキーワードとするジャンルのブログを選び読んでいる。
貧乏日記などは、貧乏に苦しんでいるが負けないという元気な人の日々が綴られていて面白い。そんな人の月給は15万〜20万ぐらいだ。その人たちの生活の知恵、その給料でどのように工夫しながら生きているのか知ることは有意義である。
時には、苦しんで喘いでいる人のブログがある。でも、本当に苦しんでいるならば、ブログを書くことさえできないわけで、ブログを書けるのはまだどこか元気がある人だ。
本当に悲惨な状況は第三者が書いた本などに書かれている。藤田孝典の『下流老人』とか、NHKスペシャル取材班による『老後破産』などは、読んでいると恐ろしくなる。生活の本当のどん底にいる人たちの実態を報告している。そして、そんなどん底に自分が陥る可能性があることで読んでいると重苦しくなる。
下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 (朝日新書) 老後破産: ―長寿という悪夢― (新潮文庫)
ブログを書く人は若い人が多い。貧乏生活を愚痴っていても、そこから脱出のチャンスはたくさんある。貧乏生活の中で、アフィリエイトやポイントを貯める工夫を披露して、意外と楽しく人生を送っているようだ。
一方、老人たちの場合は、もう明日がない。人生をやり直す機会はない。そんな老人たちの悲惨な状況の報告を読んでいくと、本人たちに何かできる気力はもうないようだ。そして解決策は、行政からの援助だけしかないことが分かる。
さて、私だが、年齢は60代の後半だ。本来ならば人生の終着駅だ。でも、まだ人生やり直しができると信じている部分がある。やり直しのアイデアを得なければと思う。若い人の貧乏日記などを読むと、生活の工夫や節約術で参考になる部分がある。そんな人たちは、自虐ネタや家庭の実態を露悪趣味といってもいいくらいに報告してくれるので読んで面白い時もある。
自分の生活はこの人たちから見れば、まだマシかな。と一安心することもある。俗に言う「マウントを取る」ことだ。
さて、今日は寒い日らしい。4月でも雪が降るそうだ。外出は厚着をするようにとネットのニュースでは語っていた。