最近は自分はYouTube を、それも動物の生態の動画をよく見ている。鳥の子育てを見ていると参考になる点が多い。まず、複数の卵が産み付けられる。平均して5,6個であろうか。そして、ほぼ同時期に雛になる。さて、それからが生存競争の始まりだ。見ながらも無事に育ってくれ、と自分は思わず祈ってしまうこともある。

多くの雛は親鳥が来ると口を大きく開ける。口は黄色いことが多い。その方が目立つからであろう。とにかく、親鳥へのアピール度がすごい。ここにいます。この口の中に餌を入れてくださいという必死の表情だ。

人間はこれほど必死ではない。雛の場合は、何もアピールしないと餓死が待っている。すさまじい生存競争である。以下、自分が気づいて点を書いてみる。

(1)はじめは毛が生えていない。そのために容易に体温を失ってしまう。互いに寄り添って暖め合う必要がある。巣から落ちたりしたらすぐに体温低下で死にいたる。

(2)成長は2~3週間ぐらいか。この間に成長して巣立ちをしないといけない。外敵がたくさんいる中で、雛という無防備な姿でいることは許されない。ヘビが雛を食べるが動画もあるが、ヘビは大きな雛でもすぐに呑み込んでしまう。ヘビも必死だが、この時期の雛の無力さは際立っている。

(3)成長が遅い雛は親鳥が捨ててしまう。親鳥は本能的に成長の遅い雛は捨ててしまう。それによって他の雛の生存可能性を高めるのであろう。何百万年とこの行為を繰り返したお陰で、鳥の巣立ちは極めて早い。

(4)雛は糞は巣の外にお尻を出して排出するか、親鳥がつまんで外に捨てている。雛たちは本能的に巣を汚してはいけないと知っているようだ。

(5)親鳥は常に餌を持ってきている。昆虫が多いが、この忙しさ。親鳥は起きている時間は、ただただ餌を持ってくるだけ、雛はただただ餌を食べるだけだ。人間のように、プラスアルファの行動はない。

(6)このような動画を見ると、人間の自分も子育ては気合いを入れてしなければと思う。鳥は100%の活動を餌を運ぶことに集中している。餌となる昆虫はクモや青虫、カマキリなどであろうか。大きなムカデみたいな虫は雛には食べるのは無理のようで、最後には親鳥が食べていた。餌を与えるときも、雛に食べる練習をさせながら与えていた。


以上、動物の子育ての動画を見ていると勉強になることが多い。親としての自分の行動ももう少し気合いを入れてしっかりすべきと反省する。

Gellinger / Pixabay