韓国の梨泰院での痛ましい事故が報道された。現時点では153名がなくなり、日本人も2名ほどが死亡したと報告されていた。

私は韓流ドラマ『梨泰院クラス』を先月に視聴したので、あのドラマの場所が悲劇の現場であることに驚いたのである。主人公たちが開設した居酒屋『タンバム』が梨泰院にあった。ドラマで見た限りでは、平凡な特に華やかさを感じられない場所であったが、ドラマがヒットすると、その場所が何かオーラを発するようになり、聖地巡礼のような気持で訪れる人もふえたのであろう。そんなわけで、私もあのドラマを見たあとは、いつか機会があれば、訪問したいなとも感じた。

韓国のドラマで思い出すのは結構坂道が多いなと感じる。今回の事故も坂道で会ったことが悲劇を拡大したと言われている。坂道と韓国ドラマは密接な関係がある。主人公たちの家は坂道を上っていったところによくある。そして、車の駐車場はなくてなぜか坂道の道路に駐車している。韓国も急激にモータリゼーションが進んだために、対応して道を広げることが出来なかったのだろうと思う。でも、ドラマで見ていると自分も実際にその坂道を上っているような気がして懐かしく感じる。

ドラマでは、よく屋上にテーブルがあって主人公たちがそこで焼酎を飲んだりしている姿は、その中に自分も参加してみたいという気になる。

さて、梨泰院は韓国の有名な繁華街とのこと、私はそこに行ったのかどうか分からない。多分、有名な明洞には行ったと思う。ゴチャゴチャした感じで、10年ほど前に行ったきりか。その当時は垢抜けしていないという印象だった。今では、かなりおしゃれな街になったのか。

このように韓流ブームが続くと、アジアの人にとって、韓国の事物が格好いいとなり、韓国の料理、焼酎、化粧品、衣服が憧れの対象になるだろう。ドラマで見たヒロインのような格好をしてバックを持って、韓国料理を食べたいと思うようになるのだろう。韓国が先進国入りをしてから、段々と他国から真似をしたいと思う割れるような国になってきている。