『紳士とお嬢さん』を見終わった。感想は、「面白かった」である。76話ということで長かったが、それなりに楽しめた。密会とか秘密の会合が必ず誰かに目撃されたり、実は生き別れの兄弟姉妹であったとか、勤務先がふとであった人が今勤めているところであったとか。あり得ない話しの連続だが、それはドラマだから、楽しいのだ。76話を、とにかく引っ張って話しを続けていくシナリオライターの力量に敬意を表したい。

気になったのは、チェ室長のことだ。階段から転げ落ちて流産となったが、ゴンさんとの関係はこれで終わりか。大金をせしめた前夫はどうなったのか。室長はベトナムに行って何か一旗揚げることができたのか。そんなことが気になる。スピンオフの話しを知りたい気もする。

このドラマで垣間見えた韓国の人たちの考え方、アメリカに行けば成功できるとか、ベトナムで稼いでくるとか、そんなメンタリティーを韓国の人はいまだ持ち続けているのか不思議だ。外国に行けば稼げるのでは?という考えは発展途上国の考え方で、韓国のような先進国では自国で頑張るのが一番の成功への近道では?

そんなことを考えた。このドラマであった。とにかく、最後まで飽きることなく見ることができて、よかったと思う。