韓国のドラマや映画で一番の特徴は登場人物が美男美女であることだろう。日本では、男は格好悪くてもある程度は主人公になりえる。女性は韓国も日本も基本的に美女以外は登場しないのだが。韓国の男性は、まず高身長である。ほとんどは180cmである。これは脇役でもそうだ。日本だと170cm以下でもある程度は主人公になることもある。それから韓国の俳優は、男でも化粧をしている。顔色が白すぎる。そして眉毛も女性のように整えている。

韓国は日本よりもルッキズムへの圧力が高いといわれている。整形手術をするのは当然のように見なされている。それだけ、外見、そして学歴重視で、韓国社会の競争は激しい。いや、激しいからこと、これだけ経済発展を遂げたのだと思われる。競争が激しいことはストレスが激しいことも意味する。そんな社会に住みたいかと自問すると、やはり日本のように少しのんびりと過ごしたいと思うのだ。

韓国のドラマを見ていると、レストランや社内の様子が格好いい。韓国ドラマの愛好家の多いのは東南アジアの国々という。それも女性が多いようだ。貧しい家庭出身の女性達は、韓国のドラマに出てくるような生活をしたい、素敵な恋愛をしてみたい、そして財閥の御曹司に見初められたい願うのだ。そんな可能性は少ないとしても、ゼロというわけではない。韓国のドラマが一定の需要がある理由が分かる。