相撲取りの早すぎる死、北の湖
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2015-11-21

今日のニュースに相撲の北の湖理事長の急逝が報じられた。昭和がだんだんと遠ざかっていくという感じだが、今日は相撲取りの寿命について考えてみたい。北の湖は62歳である。現代の平均寿命からすると若すぎる死である。

なぜ、相撲取りは早く死ぬのか。これは昔から不思議であった。いろいろな人の話を総合すると、肥満で心臓に大きな負担がかかるとか、糖尿病にかかりやすいとか、体を極限まで酷使するので身体に悪影響を与えるから、と色々な理由があるようだ。

心臓は成人男子の場合はそんなに大きさや機能に違いはない。相撲取りは大きな体をしているので、体の隅々まで血液を送るために、心臓はかなり働きづめとなる。このことが一番の原因のようだ。

自分は昔柏戸という力士が好きだった。柏戸も58歳で亡くなった。東北地方を旅行していた時に、柏戸のお兄さんが経営するお寿司屋に立ち寄ったことがある。柏戸も現役時代から腎臓や肝臓に問題を抱えていたと聞く。

スポーツマンは健康で長生きをするというイメージを自分は持っていたが、そうでもなさそうだ。趣味程度にスポーツをたしなむ人はいいだろうが、プロのスポーツ選手となると体を極限まで酷使するので、やはり寿命に影響を与えるのだ。


思い出すのは、ジム・フィックス(Jim Fixx)というジョギングを広めた人がいたことだ。今から30年ほど前だ。この人はジョギングによる健康法を提唱していた。『奇跡のランニング』というベストセラーを出した。この人のおかげでアメリカではジョギングによる健康法がブームとなり、人々はよくジョギングをするようになった。アメリカの広い道ならばジョギングも苦にならないと思う。日本では、ジョギングをしたくても適当な場所がない。

ところがこのジム・フィックスだが、ジョギングの途中で心筋梗塞を起こして急逝してしまう(1984年)。年齢は52歳である。自分も覚えているが、ジョギングによる健康法を唱えたその本人がジョギング途中で死ぬとは、とショックを受けたのである。また、何とも皮肉なことだなとも感じた。

彼の死で、アメリカではジョギングブームが一挙に衰退してしまう。それ以降はウオーキングへと人々の関心は移った。とにかく、あまり何事も無理をするな、というのが結論であろう。

photo credit: faceoff via photopin (license)
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