嘱託の仕事で給料をもらっている。毎月、乏しい年金と嘱託の給料でなんとか日々の生活を乗り切っているのだ。先日は、家内から、嘱託の仕事の給料が少ないと文句を言われた。文句と言うよりも、かなり大声で、ヒステリー気味でなじられた。

自分は、この夫婦喧嘩が近所に聞こえるのではないか。と、ヒヤヒヤしながら、家内をなだめたのであった。

昨年は仕事のことで、ある知人にお願いした。その知人は採用担当の仕事もされているから、恥を忍んで、雇ってもらえないか、お願いをしたのだ。

その知人は気の毒そうに、「年齢が基準を超えているので、雇うことはできない」と返事してきた。

知人も採用の担当者として、老人を雇ったりすると上司から大目玉を食らうから、若い人、せめて中年を雇うしかないのだろう、と推測する。まあ、知人は知人で自らの仕事をきちんと遂行する義務がある。

このところ、毎月、給料を渡す時の家内の顔が怖い。なじられることもあれば、単に顔をしかめるだけの時もある。

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現役の時は、給料日には「お疲れさま」と声がかかり、食膳に一皿自分の好物がプラスされた並んだものだが、嘱託の給料では、家内はそんな気持ちになれないようだ。

家内の姉は今病気で収入の糧も絶たれて、かなり苦しい状況にある。義姉の財政状況に比べれば、我が家の状況はましである。

家内は義姉とは昔は仲良しであったが、金を貸したり、返金を求めたりを繰り返しているうちに、昔ほどの仲良しではなくなった。仲は悪くなったのだが、でも、家内はある程度は義姉の生活を助けなければならない。しかし、こちらも資金がゼロなのだ。

そんなおり、妹からラインでメッセージが来た。妹も定年退職後は、もとの職場で嘱託の仕事をしている。現役の時のように、フルに働く必要はなくて、ある程度の小遣い稼ぎになって楽しみで働いている。

妹の旦那さんはしっかりした人で、現役の時にしっかりとため込んだのだ。今は悠々自適の毎日のようである。昼は散歩して、夕方はカラオケを楽しんでいるそうだ。(ただ、毎日だと飽きてしまうのではと思ってしまうが)

妹夫婦は毎日がルンルン気味で老後を楽しんでいる。義姉はシングルマザーとして苦しい日々を送っている。大変な差だ。

経済格差だが、若い頃は、皆が職を持っていた頃は、そんなに差はなかった。貧しいと言っても、みんな、車を持ったり、たまに旅行に行くくらいの余裕はあった。

しかし、この年になると、差が歴然としてくる。夫婦で地方公務員だった方は、二人とも大きな年金をもらい、高校の同窓会でも余裕の姿で皆の羨望を集めている。

ただ、同窓会に出てくる人はまだいい方だ。貧乏しすぎると同窓会など恥じて不参加となる。

などなど、今日の自分は、このブログに愚痴を書き込んだ。貯金もかなり減ってきた。今月は、自動車税、固定資産税の支払いがあって、さらにはNHK受信料まで請求がきた。

来月は収支のバランスが取れるようにと期待している。家内の顔ももう少し穏やかになってくれることを願っている。