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2015-10-02

先般、「ある女性の転落」という記事を書いてみた。自分の親戚の女性であり、今は経済的に貧窮している人の話である。若い頃は美人であったので、もてはやされて、そのために油断をしてしまい、老後の備えをしなかった人の話である。

若さと美しさを持った女性には陥りやすい危険がある。それは慢心という危険である。美しい女性がいい人生を送るとは単純に言い切れないと思う。若い頃に、次から次と男が言い寄ってくる。それが当たり前の人生と思ってしまう。言い寄ってくる男を適当に利用していくことでお金やプレゼントが入ってくる。彼女は浪費グセがあったので、お金は全部使ってしまった。

義経の八艘飛びという言葉をご存知だろか。源義経は壇ノ浦の合戦で敵である平教経(たいらののりつね)が迫ってくるので船を上手に飛び移りながら見事逃げおえたという話である。その女性は困ったことに面すると、その時々の男を利用して窮地を脱する。

でもそれが可能なのは、若くて美しいということが前提である。色香が褪せてくると、あれほど言い寄ってきた男どもがいつの間にやら、いなくなってしまう。その現実を目の前にして、彼女は焦っている、困っているという状況だ。つまり、八艘飛びを続けていても、ある時に至れば、もう飛び移る新しい船はないのだ。海に転落しかない。

頭のいい人である。話題も豊富で頭の回転もよい。そんな人でも自分の老後をきちんと予期することができなかった。最初の離婚のあとで、しっかりした人を見つけるということに全力を注ぐか、生きていけるだけの仕事を見つけるか、あるいはスキルを身に付ければよかったのだと思う。離婚した時は比較的まだ若かった。

彼女の場合は既婚者と付き合い始めたのが決定的に事態を悪くした。経済的な援助を受けながら、いつかその既婚者は現在の奥さんとは別れて彼女と結婚してくれると信じていた。しかし、男は最終的には去って行った。そのために、貴重な10年ほどの時間を失ってしまったのである。

「若さと美しさ」を利用することで女性は大きな特典を得る。男性は若くてハンサムでもさほど特典はない。そのために一生懸命働いて社会的な地位を築き上げることに一所懸命になる。「若くて美しい」女性はとにかく自分の武器が永遠でないことを知るべきだ。金を貢いでくれる男がいるならば、そのお金をある程度は貯めておくべきだった。

そんなことを彼女の身内たちが時々説教をする。説教をしても遅すぎるのである。若い頃も身内の人がアドバイスをしてきたが、若い頃の彼女は強気だった。次から次と男が言い寄ってくるという現実が彼女を傲慢にしたのだ。

自分の親戚なので時々は金銭的な援助をしているが、いつまでも続けられるわけではない。こちらも老後は自分たちの面倒で精一杯である。願うことは、彼女を理解する男性が現れて、彼女を救ってくれることである。

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