髪の毛が伸びたなと思ったので、刈ってもらうために、近くのカットコムズまで散歩がてら行った。日曜日なので混んでいるかなと心配して行ったが、お客はその時は誰もいなくて、待たずに刈ってもらった。いつもは最低で5~6人ぐらいいるのだが、朝早かったからか(10時ごろ)、タイミングよく刈ってもらった。

周りは刈り上げでバリカンを入れてもらう。だいたい6ミリぐらい残すのだ。そして頭の上の髪は1センチほど刈ってもらう。前回床屋に行ったのは、1ヶ月ほど前だから、伸びた分だけを刈ってもらった。

あと、耳の中の毛も切ってもらった。「年を取ると、耳や眉毛の毛が伸びますね」と言われて、なるほどと頷く。

この日は客が少ないせいか、スタッフの人と色々と世間話をした。そのかたは30代の半ばぐらいの女性で、土曜日と日曜日だけパートでここで働いていると言う。

カットコムズはスタッフは女性が多い。そのために、女性の客も入りやすいそうだ。一方の、QB House は男性のスタッフが多いので、女性の客は少ない。ただ、格安の床屋は基本的には中高年の男性が利用することが多い。私にとっては、とにかく安いことはありがたいし、時間も10分ほどで仕上げてくれるので助かる。

その女性のスタッフと色々と話をする。色々と教えてもらった。カットコムズはパートが多い。そして時間給だそうだ。何名の顧客の髪を刈ったかで収入が決まるのかと思っていたが、カットコムズは客の数に関わらず、拘束時間で決まるそうだ。

9時から始まり6時半まで働くのである。ただ、6時からは受付はしない。そして、6時ぐらいで客がいないと早めに店を閉じることもあるそうだ。

昼飯は基本1時間ほど取るそうだ。その時間も拘束時間に含まれているそうだ。どんなに忙しくても、3時ごろまでには昼飯を取るそうで、そうしなければ身体が持たないと言っていた。

人のやりくりは大変で、基本的には常にスタッフ不足だそうだ。一人がいつもここで働いているが、繁忙期には他の店から応援が来る。しかし、応援のやりくりがつかない場合がある。あるいは一人も来れない時もある。その時は、残念ながらお店を臨時休業するそうだ。

なお、カットコムズは各地にあるが、それぞれがグループに分かれていて互いの交流はない。つまり、異なるグループ間で人員のやり取りはないそうだ。

パートだと、あるいは正社員でも、この業界は社会保険はつかない場合があるそうだ。自分で国民健康保険や国民年金を払うのだ。そのスタッるは、「やはり社会保険が完備している働き場所は羨ましい」と言っていた。

ネットで調べるとカットコムズの時給は1000円〜1100円ぐらいだ。一日の拘束時間が営業の前後の時間を入れて10時間ぐらいか。すると1日で10,000円の収入である。パートで週に3回働くとして、あるいは6日間半日だけ働くとして、1ヶ月で12万円の収入だ。パートとしては、まあまあだ。時に、旦那さんが稼いでくれていて、自分はこずかい稼ぎという主婦にとっては、いい仕事であろう。

QB House もカットコムズもスタッフは年寄りはいない。やはり若い人でないと長時間の働きは務まらないのだろうと思える。

自分はシニアだが、1日に2、3時間ぐらい片付けや清掃、洗濯の仕事で毎日2,000~3,000円ぐらいいただけないか考えてみた。週に5回2時間働くとして、月に4万円ぐらいもらえないかな。自分にはこれと年金があれば、十分に生きていける。社会との繋がりもあるし、ボケ防止になっていいかなと思った。しかし、そんな仕事でも、やはり若い人が好まれるだろうなと思った。

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