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つくづく、世の中は金だと思う。金がないと人から馬鹿にされる。今、話題になっている皇室のとある女性の結婚話だが、難局に面しているのは、要は男性は金がない点である。金もないのに畏れ多くも皇室の方に結婚しようと考えるのは不届き千万だ。けしからん、ということだ。
振り返ってみると、金の威力はすごい。金があると何となくイケメンに見えてくる。同窓会に参加するのは、社会的に成功をおさめて金を持っている連中ばかりだ。貧乏人は同窓会などには身を恥じて出席しない。私の近所にぼろいアパートがあった。その駐車場にはレクサスがいつも駐車していた。ぼろいアパートに住みながらも、車には金をかけて高級車を乗っている。それを近所の人たちは嗤っていた。
主婦同士が久しぶりに出会うと、身にまとっている服や宝石、バック、靴などの質をチェックする。貧乏たらしいとあざ笑うが、すべて高級品だとかしこまってしまう。
よくマスコミに、「昔は羽振りがよかった人が今は落ちぶれていて」というようなニュースがでてくる。怖いものだ。金が有る無しで世間の人の目が異なってくる。
私としては、とにかく老後破産に陥らないようにしたい。最低、同窓会には出席できるような財力は持っていたい。破産したら、恥ずかしくて親戚や知人にも顔を見せられない。遠いところで隠れるしかない。そんなことで、今年の目標は、借金を今年中に返す。貯金を何とか、○十万円ぐらいの貯金をしたい。そんなところか。これが新年の抱負である。