『太陽は動かない』というドラマを視聴した。6つのエピソードなので、だらだらと続くという感じではなくて、いいタイミングで終了したという感じだ。これは映画版もあるそうだ。
主人公は藤原竜也であり、その相棒あるいは弟子として、竹内涼真が演じる。その他には、安藤政信、市原隼人、多部未華子、吉田鋼太郎、佐藤浩市などの豪華なメンバーだ。アクションがあって、ハラハラする連続だ。
都市博建設、カジノ建設、爆破事件など、様々な事件が起こる。自分が面白いと思ったのは、吉田健太郎が「この国はアメリカの奴隷だ。アメリカの言いなりだ」という表現だ。戦争でぼろ負けをして、それから日本に米軍が駐留している。経済的にもアメリカに隷属しており、それゆえに時々は甘い汁を吸わせてもらうが、総体的には、アメリカに日本の稼いだ金を吸い上げられている、という認識だ。
政治に疎い自分にとっては、これらの認識が当たっているかどうかは分からない。ただ、昨今のウクライナとロシアの戦いを見ると、ある程度はアメリカと仲良くしてないといけない、ということは分かった。
ドラマ自体はありきたりだが、初めて見るとスリルが感じられてドラマとしては合格点は付くだろう。でも、2度3度も見たくなるかというと、それは疑問符がつくだろう。何度でも見たくなるドラマこそが名作であろう。