『キングダム』を視聴した。今は『キングダム2』が上映中であるが、私が見たのは、U-nextで第一作のほうである。
結論的に言うと、結構面白かった。中国で撮影をしたそうだが、かなりスケールの大きな映画で楽しめた。山崎賢夫と吉沢亮がまるで兄弟かのように助け合って、復讐を成し遂げるというストーリーだ。変な蓑に身を包んだ橋本環奈や山の王の長沢まさみ、などは印象的であった。ストーリーはありふれているが、やはり背景となる中国の王城の様子、たくさんのエキストラが登場した兵士たち、などには圧巻された。ありふれたストーリーでも重厚さが出てきて、感銘を与える。
ロケ地の一つである象山影視城は、中華人民共和国浙江省寧波市象山県にある映画村だそうだ。テレビや映画の撮影地として建設され、主に歴史時代劇に適した中国の街並みや建造物のセットが組まれている。撮影のほか、一般向けの観光地としても公開されている。上海から車のアクセスで4時間ほどのようだ。
京都の映画村はとても地味である。私が中学生と高校生の頃、今から50~60年ほど前に来たときは、それなりに感心した。だが、いまは、東京でデズニイーランドとUSJを知っているので、京都の映画村程度ではとても感心などはできない。
さて、象山影視城は今の中国の豊かな富と広大な土地があって始めて可能になったのだろう。「象山影視城」としてグーグルで調べるといくらでもその案内が出てくる。いつかは自分も訪問してみたい。
中国の歴史もの映画は面白い。Red Cliffは面白かった。それから、名前を忘れたが、曹操の活躍を描いたテレビドラマは圧倒された。これからは、中国映画がのしてくるだろう。その富を背景にハリウッド映画に拮抗する存在になるかもしれない。