『ファーストラヴ』という映画をU-next で視聴した。評価はまあまあ、面白かった、である。臨床心理士を演じる北川景子と弁護士を演じる中村倫也が主演であり、容疑者を演じる芳根京子がその脇役として名演技を見せている。
テーマは、北川景子と中村倫也の恋が主題として、さらに芳根京子が過去に受けた性的トラウマを副主題として、展開するお話だ。拘置所での面会や、裁判でのやりとりなども迫力があって面白い。
内容はこの映画を見ていただくとして、俳優たちについて論じてみたい。まず、俳優や女優が知っている顔ばかりで、これが困ってしまう。北川景子が登場するが、すでにDaigoの奥さんであるので、中村倫也との恋愛がなんだか嘘っぱちにみえてしらけてしまう。ここはヒロインは未婚の女優のほうがもっともらしい気がする。二人のラブシーンなどは、Daigoは見てどう感じるのか?とにかく女優を妻に持つのは大変だな、と感じた。
中村倫也は、ほんわかとした雰囲気で楽しくなる。『凪のお暇』で始めてみたが、好演をしていた。このほんわか路線で進めばいいかと思う。でも、いつかはサイコな役割とか、凶悪犯などの役も演じて、演技の幅を広げてほしい。
芳根京子は、あまり知らない女優であった。今は、『オールドルーキー』に登場しているそうだが、私の家はテレビは地上波はうつらないので、見ることはできない。いつかU-nextなどで見れるようになれば見てみたい。さて、芳根京子は名演技であった。拘置所での面会など、過去のトラウマを引きずったり、涙を流したりする場面は上手だと思う。
ただ、日本の映画は登場人物が見飽きた人ばかりだ。適度に新人を入れていかないと、日本のドラマ、映画は同工異曲といわれるであろう。やはり俳優たちの実態を知っているので、お話の中に没入しずらい。