2015-12-18

今日は床屋に行って散髪をしたいと考えた。それでイオンショッピングモールの中にあるQBハウス に行く。今までは、毎回1,080円を払っていたが、65歳以上の高齢者は1,000円という割引を受けることができる。

私は先日誕生日を迎えて、めでたく(?)高齢者の仲間に入れてもらったので、65歳の旨を告げると、それでは年齢を証明するものを見せてくださいと言われた。運転免許書を見せると、誕生日を確認して分かりましたと言って、次に写真のようなカードをくれた。

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QB House のカード

次回からは、このカードを見せると、すぐに割引のサービスを受けることができそうだ。

このカードの裏面には、平日に本人がこのカードを持参すれば、日本国内のQBハウスの散髪料は1,000円になると書いてある。とにかく、今日が割引の利用始めの日である。

QBハウスは10分ほどの時間で単に髪を切るだけで、ひげそりとか洗髪はしない。だからこの値段でやっていけるのである。

私は昔は既存の理髪店に行っていた。毎回3,600円を払い、ひげを剃ってもらい、洗髪もして、耳の掃除をしてもらったりで、けっこう満足していた。

しかし、この1,000円のカットハウスを一回利用してからは、もう既存の理髪店には行けない。3,600円はやはり惜しい。今はもっぱらQBハウスを利用している。

息子たちは逆だ。小学生の頃までは、安い床屋で済ませていたが、今は髪形などにうるさくなって、それぞれがお気に入りの理髪店を見つけた。

既存の理髪店はこの動きに危機を感じて、すべての理髪店は洗髪装置を取り付けるようにと政治家たちに法律改正をお願いしている。安売りの理髪店は洗髪装置を取り付けたら採算が取れなくなる。要は安売り店つぶしが目的だ。

そんなことを考えながら、近くの理髪店の前を通る。ふと中を見ると、一人の中年男性が手持ち沙汰さにしている。今はお客さんがいないので客待ちの状態なのである。この人は多分安売りの床屋を恨んでいるであろう。とにかく、どんな仕事でも賞味期限があるのだ。よくよく将来のことを考えて職を選ばないと、その人が中年になったころにその業界が斜陽化する恐れがある。

ただ、どの業界が斜陽化するかは分からない。このあたり、運まかせがある。自分の息子たちの職選びはうまくいきますようにと祈るのみだ。