今日は12月1日である。今年の最後の月の始まりである。今年も企業年金が振り込まれた。昨年(2015年)の12月1日の自分のブログを読んでみた。そのときはまだ現役であったのだが、やはり素直にお金が入ったと喜んでいる。

4万円ちょっとであり、年に一回であるが、やはりうれしい。自分は会社を数年で辞めたので、年末にこの金額が支給される。もしも、10年以上勤務していれば、企業年金として2か月ごとにもっと大きな金額が支給されたのだろうと思う。

若いときにしっかりしていないといけなかったと思うことが多い。自分が会社に入ったときは、ボーナスで2つの会社の住友化学と三井東圧化学の株を1000株づつ購入した。いくらぐらいだったのか、当時はすべてが安くて6万円か7万円ぐらいだったと思う。ボーナスから購入した。それは半年ごとに、約5千円ずつ配当が支給された。

それらの株を数年で何かの理由で売ってしまったのだが、今まで持っていれば、この2社が半期ごとに1万円支給してくれる。40年ぐらい前の話だから、毎年2万円、ちょっとしたポケットマネーになったのにと悔やまれる。

若い頃、独身で比較的金銭的な余裕があったときに、株を10社から20社ぐらいから1000株ずつ買っておけば、毎年配当の時期には楽しめたのにと想像する。

さて、企業年金の話に戻ると、徐々にこの制度は廃止されていくそうだ。今頃に、会社を退職する人までは、「厚生年金基金掛金」分の年金が来るのだ。しかし、今後はプラスアルファとしての厚生年金基金は廃止されるので、中年や若い人は会社の厚生年金以外にも他の年金にも加入する必要がある。個人年金か、株か、不動産投資か、何かをする必要がある。

素人が不動産投資やFXをすれば、大けがをするだろうから、無難なことは個人年金と言うことになろう。まさか保険会社が倒産することはないだろう。その場合は国が救済措置を取ってくれるだろうな。

若い頃は年金の大切さは分からない。自分の息子達に言っても、何の話だ?という顔をして聞いている。

できたら、タイムマシンに乗って過去に戻り、40年前の自分に言い聞かせたい。株は売るな、酒は飲むな、個人年金はどこかに入っておけ、そんなところだ。

Pixabay(Geralt)
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