2016-03-24

ショーンkが週刊文春に自ら出かけて自分の過去について激白したそうだ。文春の見出しによれば、自分の実際の父親はアイリッシュ系の白人で、熊本に住んでいる親は育ての親である、と述べたとある。

そして、アメリカにも何回か実際に住んだことがあると述べている。それで幼少のころから英語に慣れ親しんだようだ。(この期に及んで作り話はしないだろうと思うのだが)

彼の経歴詐称が話題になって以来、YouTubeの動画に彼の対談や英語を話している場面がいくつか投稿されている。それらを視聴してみたが、彼の対談は上手であり、相手が大学教授でも普通に同レベルで会話をしている。知的レベルは相手にまさることはあっても、少なくとも劣らない、と私には感じられる。英語力に関しても、ネイティブレベルのようだ。

ネットで聞こえてくる人々の声も、非難する声はあまり聞こえない。むしろ擁護する声が多いようだ(私もその一人であるが)。あっけにとられている人が多い。未だに信じられないという人が多いようだ。

さて、自分が知りたいと思うのは、このショーンKは、これから復帰できるのか、生き残っていけるのか、という点である。経営コンサルタントとして生き残っていくのは難しいように思える。会社を経営した実績はないようであるから。

ただ、コメンテーターとしては生き残っていけるのではと思う。彼はラジオ番組のDJとして15年ほど活躍した。その期間に多くの著名人を番組によんでインタビューをしている。インタビューをすることで、する方もたくさんの知識が得られる。インタビューする前には、相手について調べるであろうし、その人の書いた本などは目を通すであろうから、ショーンKはかなりの知識を得られるのである。

次の人をインタビューするときは、今までの知識に加えて、さらに新しく事前に調べるのであるから、知識量が雪だるま式に増えてゆき、それはある時点で臨界量に達して、その知識に凄さが出てきたのである。

彼はこれからの人生は一生懸命考えているだろう。ネットでの人々の反応とか、知人友人のアドバイスなどを聞いて、どのように生き残っていけるか、彼なりの計算をしていると思う。これだけ、評判になったので、逆の意味で、テレビやラジオには何らかの形でつながりは保てるであろう。

また、彼のリスク管理能力の高さを評価する声がある。文春の記事が出ると早速に番組を辞退したり、ラジオで謝罪したり、文春に出向いて説明をしたりしている。

ただ、今日発売の文春でのインタビュー記事で嘘を言ったら、かれの将来にとって致命傷になる。このインタビューでは真実を語ってほしいと願っている。その記事でどれくらい真実を語れるかが彼が生き残れるかどうかを決める内容のように思える。

今週号の文春はやはり買うべきか?

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