2016-01-10
このところ、ベッキーの不倫騒動でネットは大騒ぎになっている。 2ch あたりでは、この話題で持ちきりである。自分はベッキーは知っていたが、相手の川谷絵音(えのん)という人は知らなかった。子供に聞くとそこそこ有名なグループのヴォーカルを担当している人だと教えてもらった。
YouTube でこのグループ「ゲスの極み乙女」の動画を見てみた。『私以外私じゃないの』という曲を聴いてみる。自分はあまり好きになれない曲だ。現代風というか、若い人にはアピールするかもしれないが、年寄りが聴くと、難しくて、首をかしげるだけだろう。ただ、この川谷という青年はイケメンで好男子であることが分かった。
二人の間のスキャンダルだが、世間にはありふれた話なのだろう。ただ、ベッキーが有名人なので事が大きく広がってしまった。それにしても、週刊誌『週刊文春』の威力には驚く。類似の週刊誌である『週刊新潮』とこの『週刊文春』の影響力、スキャンダルの拡散力には舌を巻く。
この両誌の編集部にはタレコミが多いだろうと思う。信じていた人の裏切りに怒り震える人、社会的義憤を抱いている人、まとまった金を必要とする人、さまざまな人がこの雑誌の編集部を訪れて、情報の提供を試みる。編集部はその情報を吟味して、いくらで購入するか決定する。
そして、記事にする事に決めたら、多数の記者たちが裏付け取材に走り回る。人と金に恵まれたこの二つの週刊誌だけに可能な記事が作られるのだ。『週刊朝日』、『サンデー毎日』、『週刊ポスト』などと比べると、この二つの週刊誌の切り込みは鋭い。それだけに、目をつけられた人には大迷惑となる。
さて、これからどうなるのか。川谷の奥さんが納得がいくような形で終止符が打たれるのがいいだろう。今回の事で、もっとも傷ついて、憤慨しているのは川谷の奥さんで、この事件は彼女にとって一生のトラウマになるであろう。
ベッキーは昔USJでパレードの車の上で手を振っている姿を見た事がある。やや遠くから見たのでよくは見えなかったので、人々が「あー、ベッキーだ」と言っていた。写真を撮ったが、どこにしまったのか、今は見つからない。ベッキーはこれだけ有名なのであるから、今後はイメージ転換を図りながらしぶとく生き残っていくのではないか。
さて、今回の事で、自分が一番強い印象を受けたのは、やはり『文春』と『新潮』の影響力の強さである。大型拡声器のような存在である。日本の隅々まで、関心を持たない人々の耳にまでアナウンスしまくる。私のような人間でも、便乗してブログを書いてしまうのだ。