宝飾店に行った。家内が自分の持っているイアリングに不都合があるので、修理に出したいのでイオンの宝飾店に行って、修理の依頼をした。はじめは見積もりだけを聞いたのだが、だいたい想定した値段だったので修理のお願いをすることになった。

その時に、店員さんが真珠をいくつか家内に勧めてくれた。自分も横にいていろいろな話を聞いたので自分は書き留めておく。

真珠には海水パールと淡水パールがあるそうだ。店員さんは、淡水パールは海水パールよりも格式が高くて、幸せをもたらす力が強い、それ故に、値段も高いと教えてくれた。(もしかしたら、逆だったかもしれない、とにかく両者は異なるそうだ)

真珠には、ファッションパール(日常で使うパール)とオフィシャルな場で用いるパール(冠婚葬祭用)の両者がある。灰色がったパールは冠婚葬祭でも葬儀に使うことが多い。黒いパールだと、より決定的に、葬儀に使うことが多くなる。

また、アコヤ真珠というものも見せてもらった。きれいな色をしていた。名前から、英虞湾(あごわん)でとれた真珠かと聞くと、そうではなくて、ベトナムで養殖された真珠だという。

それから、店員さんが勧めてくれたのはアレクサンドライトという宝石であった。それは、自然の光の下では、青緑色に、人工の照明下では赤へと色変化をおこす宝石である。店員さんが懐中電池で実際に宝石に光を当てて見せてくれたが確かに色が異なった。

自分の印象では、宝石は小粒だが値段は結構するなと感じた。2,3ミリぐらいのアレクサンドライのイアリングでも10~20万円する。なお、この石は元々はロシアで見つかった石だが、今日見せてくれた石はブラジルで採掘された宝石だそうだ。

家内はいろいろと質問をしていた。結局は修理だけの依頼であった。自分としては、店員さんからいろいろな話が聞けたので面白かった。


真珠とか宝石は毎年たくさん養殖や採掘される。基本的には貴重品で費消される事はなくて、代々保存されていく。母から娘へ、そしてその娘へと受け継がれていく。この傾向は数百年も続いているので、世界はもう真珠や宝石で満ちあふれてもいいのではと思うが、それでも根強く新規の需要はある。

一千年後には、世界は宝石と真珠で埋め尽くされるであろう。毎年大量に生産されるが、破棄される量はきわめて少ない。単純な加算減算の公式を知っていれば分かることだ。

ところで、この日はイオンは Black Friday だと言って大売り出しをしていた。アメリカの風習を導入しようとしている。イオンは毎週何かのイベントを考え出そうとしている。

photo credit: Bayan Al-sadhan ♥  via photopin (license)
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