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先日、家内と一緒にため息をついた。お金がないことに関するため息だ。これからの人生設計だが、資金不足である。特に今年が厳しい。長男と次男の二人の大学の学費を払わなければならない。教科書代や通学の定期券のお金もバカにならない。それらは全てアルバイトで稼ぐようにと息子たちには言いたいが、これはぐっとこらえた。
大学時代の4年間は青春そのもである。その4年間が楽しく享受できれば、残りの人生は辛いことがあっても、4年間の思い出でなんとか耐えていけると思う。
子供達にはできるだけ楽しんでもらいたい。少なくとも金銭的な面での心配はかけたくない。しかし、問題は私が定年退職となり、嘱託のような仕事を見つけたのであるが、収入がかなり減ったのである。
嘱託の収入と年金の収入だが、老夫婦二人の生活だけならば何とか生きていける。むしろ少し余裕である。しかし、子供達の教育費という要素が重なると苦しくなる。少しずつ貯金を取り崩していくことになるが、もしも家族の誰かが大病をすると、貯金の底をついて、大変なことになる。
老後破産をした人の例を聞くと、(1)家族の誰かが大病をする。(2)退職以前の浪費グセが抜けない。(3)子供に家を購入したり留学をさせる。(4)子供がニートとなり、親のすねをかじる。(5)株などの投資をする。などの理由で破産となったようだ。
自分の場合は、(2)退職以前の浪費グセが抜けない。が一番当てはまると思う。特に、家内だが、私が現職の時代と同じような感覚で金を使う。困ったことだ。一方の私は危機意識は高くて、ネットで節約のサイトを見て参考にしている。特に、いしだあゆみの断捨離の話などは心に残った。私は、団塊の世代魂で乗り切っていくのだ。
この国の膨大な数の団塊の世代の人々、若い頃は競争率が高くて苦労した。年をとれば年寄りが多すぎる、と文句を言われて、割りが合わない気がする。
とにかく、自分が何をすべきか。(1)副業を見つけて数万円でもいいから収入を増やす。(2)子供が留学などの希望を述べたならば、アルバイトで稼いで自分のお金で行くようにと言う。(3)私は基本的にはお金は使わない。旅行にもいかず、映画も見ず、本も買わず、冠婚葬祭も不義理と貫く。
こんなことで数年頑張る。二人の子供が独立したら、その時は、少々余裕が出るのではないか。