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『週刊文春』はたくさん売れている。昔は、駅の売店などにたくさんの週刊誌が置いてあった。週刊朝日、サンデー毎日、週刊ポスト、週刊現代などである。それらはネットの時代になって、話題の速報性の点から、劣るのか次第に姿を消していった。

今、駅の売店でも残っていてそこそこ売れるのは、週刊文春と週刊新潮の二誌だけであると思う。その意味では、この両雑誌、特に、週刊文春は大したものだと思う。

週刊文春は芸能人の不倫の暴露記事で多くのヒットを当てている。どんな人が不倫記事を熱心に読むのかと考えた。以下のような人たちではないか。

(1)現在、実際に不倫を行っている人々。これらの人々は自分たちの行動がバレないようにしたいと考えている。他人の失敗経験を知って、自分たちの不倫がばれないようにするには、どのように工夫したらいいのかノウハウを得ようとしている人々だ。

例えば、ラブホで二人で出てきたところを週刊誌の記者に突撃インタビューされたという記事を読むことで、ラブホから出るときは一人づつ出るほうが良いとか、インタビューされても本人ではないと白を切ることが大切というノウハウを得られる。

(2)夫の浮気が心配な家庭の主婦。不倫をしている人々がどのような行動をするか知って、夫の行動を観察して、その兆候を発見しようとする。

例えば、男は浮気相手を高級レストランに連れて行くものだと知ったとする。そんなときに、夫のポケットから高級レストランの領収書が出てきて、二人分の食事代を支払っていたら、誰と一緒にしたのか疑うであろう。会社の男性の後輩と付き合いで飲んだのならば、大抵は居酒屋での支払いの領収書だ。

(3)本人のファン。渡辺謙の熱烈な女性のファンならば、今度の事件はショックであろう。そして、なぜこんなことになったのか。浮気相手の女性はどんな人か知りたいと思うだろう。

(浮気相手の女性よりも、自分のほうが若くて美人ならば、なんでこんな女性と浮気するのだ、と憤慨するのではないか。このあたり、自分は女性ではないので、心の動きはわからない。自分の勝手な推測である。)


週刊誌の不倫記事を支える階層として、以上のような三種類の人々を想定した。汚職記事ならば、現在、汚職を行っている人々が一番関心を持つだろう。つまり、どうしてバレたのかという点に関心がいく。そして汚職はヤバイという教訓を得ることがある。

Pexels / Pixabay

その点で、汚職などの記事は人々を汚職から遠ざける効果がある。しかし、不倫はどうなのか。不倫は二人が燃え上がったら、周りが見えなくなってしまう。何を犠牲にしても今の恋を成就したいと考えてしまうことがある。破滅的な魅力がある。

その意味では、週刊誌の記事が警告にはならないのだ。燃え尽きるしかない場合もある。