前澤友作社長が、スペースXのロケットで月へ行く予定である。8名の世界的なアーチストを連れて月の周りをめぐり、芸術的なインスピレーションを得てもらうという計画だそうだ。社長は最初のシートをすべて購入しているそうだ。

Yahoo ニュースによれば、以下の通りだ。(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180919-00010005-binsider-sci)

イーロン・マスクスペースXは、最初の月周回飛行の乗員を前澤友作氏と発表した。

・前澤友作氏は日本人起業家でアート・コレクター。計画が予定通り進めば、前澤氏は、スペースXが火星の植民地化を目指して開発しているビッグ・ファルコン・ロケット、いわゆるBFRで月飛行を行う。

・前澤氏は宇宙船の全シートを購入、さまざまな分野から選んだ6~8人のアーティストとともに月を目指す。

最初にこのニュースを聞いたときは、本当か?と首を傾げてしまった。2023年に実行したいという計画だが、果たして、まにあうのか。人間を送り込むのであるから、当然、最初は無人で数回、月の周りを回らせて、そのあとで有人飛行をするのが順番だ。だいたい、これから10年ぐらい必要ではないか。

確かに、人間が月に行ったのは、1969年であり、今から50年前の話である。現在ならば、もっと簡単に月にいけそうである。しかし、月の探検はその後は遂行されていない。要は金がかかる割りにには、実入りが少ないからであろう。

国の威信を高めるが、ただそれだけだ。当時の単純なコンピューターで可能だったのだから、科学技術がより進歩した現代ならば、より簡単に月にいけると思われる。でも、それでも、宇宙空間を超えて月に行くのはハードルが高かったのである。現時点では、どの国家も月に行こうという野望は持っていない。中国はそんな計画があるという話を聞いたことがある。

それが、民間人のイーロン・マスク氏が大胆にも月に行く計画を打ち上げた。それに前澤友作氏が名乗り出たのである。本気かそれとも売名行為か、と迷うところである。

彼のこの行為は売名行為であろう。月飛行に名乗りをあげることで、前澤氏の名前は一躍「世界のまえざわ」になった。彼の通信販売の ZOZOTOWN はたちどころに世界的な名前になった。

前澤社長のZOZOTOWN を世界的な企業にするための広告として、その一つのプロセスとして、月旅行に名乗りをあげたのであろう。

しかし、この人は大胆だ。私には到底、想像もつかない人である。ホリエモンを抜くかもしれない。

前澤氏とマスク氏 Evening Standard 紙9月19日より