東出昌大(ひがしで まさひろ)と唐田えりか(からた)の不倫が2チャンネルなどで話題になっている。実は、この2人とも私は知らない芸能人であった。私はテレビは全く見ない。それで、最近の芸能人は全く知らない。

どんな人かと思ってネットで検索すると、典型的な美男美女である。2人が恋に落ちたとしても、それは自然であろう。ただ、問題は東出昌大は奥さんがいたそうだ。彼の奥さんは杏(あん)という人で、父親は渡辺謙である(流石に、渡辺謙は私は知っている)。既婚者が恋愛をしたら、それは不倫となる。

先週、本屋で『週刊文春』を立ち読みした。2人の不倫を「けしからんことだ」と非難していた。まあ、これを執筆した人物も、本音はさほどけしからんことだ、とは思っていないだろう。しかし、週刊誌の売り上げを伸ばさなければならない。執筆者は売り上げの数字には敏感になる。その意味では、世間にアピールするように必死に煽り立てながら執筆してゆく。

非難する人の多くは、女性、特に既婚女性であろう。既婚女性は、不倫という事実が、自分の結婚生活に不吉な影を投げかけるのを恐れる。自分の安定した結婚生活を脅かすものとして、若い女性が自分の旦那と結びつくことを嫌がるのである。

まあ、私は70近い老人であるから、不倫などは当事者同士の話し合いでいいのではと考えてしまう。世間が糾弾したりする必要はない。ましては、番組からの降板などは不要と思う。ただ、番組には視聴者がいる。番組を演じる役者に対して、視聴者は自らを投影できて共感できるかが問題である。画面に出てくるだけで、不愉快だと視聴者が感ずれば、番組のスポンサーは自分の商品の売り上げに響くので、降板を要求するだろう。

芸能人は、誰でも裏の顔を持っている。テレビの画面に現れるのは表の顔である。視聴者は表の顔だけを見ていればいいかと思う。裏の顔などは知る必要もないだろう。週刊誌が、裏の顔は〜である、と暴露したとしても、そんなものには興味を示さないことだ。芸能人のプライベートな問題は、彼ら自身に任せておけばと思う。それは私のような老人の考えか?

wikipediaより