2015-11-08
京都はあいにくの小雨模様だった。天龍寺と渡月橋の方向に車で向かう。思ったほど人出は多くはなかった。日曜日だが、この小雨のために人々はあまり出歩かないのだろうか。
今日は嵐山の近くにある美空ひばり記念館を訪れるのが目的であった。何回も前を通ったことがあるが、急いでいたり何やかんやで、いつも次の機会に訪れようと考えていた。今日こそは訪問すると決めたのである。さて、記念館を探すが見当たらない。どうしたのか。
近くのお店で店員さんに聞くと記念館は閉館になったという。そして、今はコンビニになったと聞いた。驚いてそこに行くと確かにローソンがある。そういえば、このあたりに記念館があったなと思い出す。
ネットで調べると、美空ひばり記念館は、1994年にオープンして、最初の年は100万人の入場者があり、4年目は300万人を超えたそうである。しかし、その後はファンの高齢化がすすみ、赤字が続き2006年に閉館したという。だが、息子の加藤和也氏の努力により、2008年に「京都嵐山美空ひばり座」という名称でリニューアルオープンしたという。
しかし、それでも採算は好転せずに、ついに今年の5月に閉館となったそうだ。負債の総額は10億との噂も聞く。そして、展示品の一部は太秦の映画村に移されたそうである。
仕方ないので、近くの天龍寺の境内や土産物屋に入ってみる。それなりに面白そうな品物が置いてある。家内は面白がっていくつかの記念品を買っていた。さて、天龍寺の中には紅葉が見事であった。赤色に染まった楓の前で、人々が写真を撮っていた。我々も便乗して、いくつか写真を撮ってみたい。それらを下に示す。