2015-12-17
自分は今アパート住まいである。アパート住まいの利点として、冬でもけっこう暖かいことがあげられる。両脇の部屋、下の階の部屋が暖房を入れている。そのために、そこからも暖かさをもらっている。
今日は朝にシャワーを浴びた。風呂場はややひやっとするが、特に寒いという気はしない。狭いアパートであるから、居間で暖房を入れるとその暖かさが伝わってくることもあるが、隣人の部屋から暖かさをもらう点もある。
石川県の一軒家に住んでいたときは、冬は本当にきつかった。周りに家はない。冬の寒い風をもろに受ける。二階などにものを取りに行くと身体が寒さに震えたものだった。そして、朝にシャワーを浴びる段になると、寒さ故におっくうになり、シャワー無しの日もあった。
そんなことで、狭いアパートも悪いものではないなと思うこともある。もっとも、これが夏になると逆になる。石川県にある自宅は一軒家だが、一軒家は窓を大きく開けるとかなり風が入ってくる。よほどの暑い日でもなければエアコンの必要性は感じることはない。
よくアパート住まいがいいか一軒家住まいがいいかが議論になる。でも、この暖房という視点から議論されることはない。今の自分のこの歳から考えると、アパート住まい(賃貸)かマンション(所有)の方が年寄りにはいいかなとも思う。
特に、2月ごろになると、風呂上りに倒れるという話をよく聞く。暖かい風呂から冷たい廊下に出ると血管が萎縮して卒中を起こすのだ。アパート住まいならばその点の心配は少なくなる。
しかし、賃貸という形でアパート住まいは、歳をとってから借りようとしても、高齢者には貸してくれない場合がある。高齢者でも、夫婦ならば貸してくれそうだが、一人住まいには貸してくれない。そうだろうな、大家さんからすると、高齢者は火災を発生させたり、孤独死の可能性があるので及び腰になるのだろう。
理想の住まいは何であろうか。結論的に言うと、都会でエレペーターのあるマンションを自分で所有すること、そして近くには医者があること。歩いて行ける範囲に銀行とスーパーがあること。これらがシニアにとっての理想の住まいであろう。