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昨日は本屋に寄ってみた。ホリエモンの本がいくつかあった。『多動力』という本を斜め読みしてみた。かなり常識破りなことが書いてある。

まずは一つのことに猿のようにハマれ
飽きっぽい人ほど成長する
3つの肩書を持てばあなたの価値は1万倍になる。
恥をかいていから行動する
石の上にも三年はやめよう

なるほどと思うこともある。でも、これはホリエモンという名声と金があるから実行可能なのであり、一般のサラリーマンが真に受けて実行したら、たちまち皆から総スカンをくらうことは間違いない。

「嫌いな人は無視しろ。ブラック企業はすぐ辞めろ」と言われても、月20万ぐらいの給料で貯金がゼロであれば、会社にしがみついてもアパート代や光熱費を稼ぎ出さなければならない。

ホリエモンは「俺のように独立して自立して生きていけ。メルマガを発行しろ。本を書け、講演会で話せ」と言いたいのだろうが、凡人がどうやって真似ができよう。メルマガを発行しても誰も購読者にならない。

昔、竹村健一という人がいた。今も存命であるが、最近は見かけない。流石に88歳という高齢では、完全引退にならざるを得ない。今から30年ぐらい前は、時代の寵児で講演会やテレビに出て、書籍をたくさん出して、大人気だった。

竹村健一も常識破りのことを言って、それなりに本は売れていた。自分もいくつか影響を受けたことがある。でも、基本的には自分には真似できないことだと思っていた。凡人が真似できないことを述べて、凡人がなりたいという姿を提供して、読んだいるときは、その気になってしまう。いわば、凡人に幻影を提供しているだけなのだ。

さらに、古くなるが、糸川英夫という人がいた。50年ぐらい前だが、『逆転の発想」という本を読んでことがある。とても面白い本であった。一時期は自分のバイブルみたいにして繰り返し読んでいた。

糸川英夫は、旅の途中で、英語の本を読んでいてわからない単語があったら、その単語の意味を知るために、本屋に行って辞書を買って来る。意味が分かったら辞書は重たいので捨てるという趣旨のことを述べていた。それだけ研究熱心なのはいいが、辞書を捨てるなどということは、よほどお金に余裕がない限りは難しいと思った。

この糸川英夫はロケットの研究で有名になった人で、その後ビジネスなどの分野に目を向けたのだ。多才能な人で、バレーをしたり、チェロを弾いたり、外国語を話せたり、と常識破りのすごい人であった。

ホリエモン、竹村健一、糸川英夫は多作である。でも、本の書き方を見ると、どうもブレーンがいるらしい。本人はアイデアを述べるだけだ。口述筆記でもないかもしれない。単にアイデアだけ述べるのかもしれない。ブレーンたちがそれを上手にまとめて本にする。であるから、あんなに多作なのだ。学問的にがっちりとした構成ではなくて、軽く読みやすい構成にしてあるので、確かに売れるのである。

さて、ホリエモンの『多動力』だが、立ち読みではなくて、じっくりと読んでみたい気もする。kindle で1400円だ。どうしようか。迷っているようではダメだな。