『ゼロの焦点』を見たが、原作とちょっと異なっていると感じたので紙本(kindleだが)を購入して読んでみた。大筋は同じだが、やはり原作の方がストーリとしては面白いと思った。映画(1961年版)は、白黒映画で当時の能登半島の様子がわかるので、その点は、私自身は懐かしくて、良かった。だが、映画版では後半は流れが早すぎてストーリーの筋がついて行けない。原作と映画では後半は異なっているが、原作の方が最終的なまとまりは良い。

ヒロインの岸恵子をWikipediaで調べたら、フランス人と結婚して長いことパリに住んだのだ。その当時のパリと東京では文化水準が違いすぎて、多くの人々はパリに住める岸恵子に憧れたようだ。

『8年越しの花嫁』を昨日視聴した。感動的なドラマであった。これが実話に基づいているとのこと、これには驚いた。意識不明の婚約者をいつまでも看病して、そして意識が戻ってからは車椅子の彼女に付き添って、と常人にはできないことに感動する。私がこんな病気になったら、家内は、数ヶ月で逃げ出すかもしれない。

佐藤健と土屋太鳳が主演である。花嫁役の太鳳の名前が読めなかったが、「タオ」と読むそうだ。これは本名であり、かなり凝った名前であるので、親御さんはかなり学のある人なのだろう、と推測する。

佐藤健は細いイケメンであり、土屋太鳳は健康そうな女性であるので、どちらかというと男性が病気で女性が看病を続けたのかと思ったが、女性の方が病気だったのだ。美男美女の取り合わせで、ストーリーは現実よりは美化されているのだろうが、ともかくこんなカップルもいるのだと感動した。

シズク(Wikipediaより)