2016-03-22

舟木一夫の曲の中で、自分は昔はあまり聴かなかった曲だが、最近はよく聞くようになった曲として、『美しいひと』と『東京は恋する』の二つがある。

『美くしいひと』という曲の存在も知らなかった。YouTubeで発見したのだ。最初によく聴いていたのは本間千代子が登場する動画であった。山の谷間に湖があり、舟木一夫がそこで美しい女性に出会うという設定だ。この動画では対象となる女性は本間千代子であった。「姫石楠花(ひめしゃくなげ)の花のように」という歌詞は心に響く。その動画には、のめり込むことができた。

「姫石楠花」と文字はややごつい感じがするが、音で「ヒメシャクナゲ」と聞くと、どんな色か香りかと思わず想像したくなってくる。

 

ところが、近頃、自分のお気に入りの本間千代子が登場する『美しいひと』の動画がなくなり、代わりに吉永小百合が登場する動画になった。自分は、どうしても吉永小百合は苦手である。隙がないというか、女性性よりも母性をより強く感じるタイプの女性である。であるので、この動画はあまり見たくない。自分のお気に入りの『美しいひと』の動画が見れなくなって困っている。

吉永小百合は『母さんの歌』というような動画に登場すると似合うと思う。しかし、『美しいひと』という、ある若者が湖でふと出会った美しい女性への思い出を語る、曲の動画に登場するのはふさわしくないように感じる。(これは自分の勝手な感想で悪しからず。)

もう一つの『東京は恋する』は動画は自分の東京のイメージとよくあう。あの当時の東京はどうであったか、高度成長が始まろうとしている東京、すべてが若くて素晴らしかったイメージがある。動画に出てくるバスや町並みは自分には懐かしい。

動画では舟木一夫が伊藤るり子と雨宿りで出会う場面がほのぼのとしていい。その当時の女のひとはあんまり高いハイヒールは履かないことに気づいた。

これらの動画をここに貼り付けたいのだが、YouTube の動画はすぐに削除されそうなので、それは行わない。著作権の問題がどうもうるさそうだ。

とにかく、自分が知っていた舟木一夫の曲は有名な『高校三年生』や『修学旅行』なのであるが、それ以外にも結構、今まで自分の知らなかった名曲があるようだ。それらを一つ一つ調べて聞いていくことは楽しい作業である。