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2016-05-10

川谷絵音が離婚したという報告を自分自身のツイッターで発表した。投稿から3時間弱で1万件を超えるリツイートがあったそうだ。単に読んだだけの人を合わせると10万以上の訪問者があったのではないかと思われる。

このことで感じることは、IT時代のすさまじい情報拡散のスピードである。昔だったら、週刊誌に1,2回書かれて、それで基本的には忘れ去れてしまう。しかし、今はウェブサイト、ブログ、ライン、ツイッターなどで、情報のキャッチボールが行われる。一人がコメントする、そしてさらにコメントが加わり、いつの間にやら、何が本当であったのか分からないほど情報の拡散と再拡散が行われる。川谷絵音とベッキーのスキャンダルも人々は要は楽しんでいるのだ。義憤を述べている人も基本的には楽しんでいるのだ。

しかし、自分は何も隠せなくなってくるこの時代を懸念する。町中にあふれるモニターカメラ、マイナンバー制度は便利かもしれない。確かに犯罪を防止する働きがある。しかし、戸籍、住居、金銭など、すべてが透明になってしまう。そんな社会が理想社会だろうか。若いころに犯罪を犯したが、遠くの町で人生のやり直しをしている人が、Google検索で一発で見つけられてしまう。松本清張の探偵小説に登場する刑事が1年掛けて調べ上げるようなことを現代は数時間で行ってしまう。

何かあれば、文春にネタを売りに行く。自分を捨てた恋人への復讐であったり、ふと知った有名人のスキャンダルなどを売りにいくのだ。しかし、百点満点の人は世の中にはいない。黒歴史は誰もが持っているだろう。誰もが触れてほしくない部分がある。その部分を正義の名の下に暴きたてる時代に生きる人々はどうするのか。J.F.ケネディが今の時代に生きていたら、スキャンダルで大騒ぎになったろう。クリントンどころの騒ぎではなかったろう。

現代を生きる知恵は、目立たないようにひっそりと生きていくことだ。キジも鳴かずば撃たれまい、という諺がある。この諺をよく噛み締めることである。

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危ない。崩れそうだ。